勝たんしか倫太郎【角名倫太郎】 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:9,055 hit

49話ページ4

⚪︎

倫太郎の試合も落ち着いたところで、夏休みは終盤に差しかかっていた。

そして、夏休み中一度もデートなるものをしていないのだ！！！

夏に彼氏と行くデートスポットといえば…？

そう！！！！海！！！！！！！

だがしかし、私は海が嫌いだ。
砂が足に付く感じ、大嫌いなのだ。

『という事で、』

「どういう事で？」

『一緒にプール行かん？』

「プール？行きたい」

ふふっ、そう来ると思ったで！倫太郎！
なんてったって君は私の彼氏やからな！コッ！

……という茶番は置いておいて、と。

『倫太郎は水着露出多め派？少なめ派？』

「……。それ彼氏に直接聞く？」

『だって倫太郎の好み知らんもん』

「うーん、俺は多め派かなぁ…」

多め派か…
恥ずかしいやつや…

『ま、すでに水着はあんねんけどな』

「なんで聞いたの？」

露出が少なくはないけど多くもない私のビキニ…去年華奈と行ったからあんねん。

『安心したまえ倫太郎。私はそこらの危機感無さ子じゃないから、しっかりラッシュガード着ていくで！』

「それはそれは安心だ」

ふふふふふ、だろ？私は倫太郎以外に興味がないんだわ。
私は立派なJK意識があるんよ(？)

⚪︎

そしてデート当日。

『倫太郎、やっほ！』

「ん、やっほ」

なんか定期的に思うんよな。

『背たっか』

「なんで急に？」

『いや、なんでもない』

一応カバンの中忘れ物チェックしとこ。
うん、忘れ物は大丈夫や。

『よし、行こ！』

倫太郎に手を差し出す。

「え、あぁ、うん。行こっか」

あれ、自然に手繋ぐの誘えたと思うねんけどな…
不自然やったかなぁ…？

⚪︎

『んー、結構人多いなぁ〜…』

「はぐれないようにね」

『うん！』

高2が迷子になったら恥ずすぎる…
ちゃんと倫太郎のそばにいとこ…

『ね、流れるプール行きたい…！』

「じゃあまずは流れるプールからだね」

軽く準備運動をしてからプールに入る。

「つめたっ」

『わっ、ホンマや』

浮き輪を持って流れるプールに入る。

勝手に流れてくれるの楽で好きなんだよな〜！

ていうか、

『倫太郎、やっぱり鍛えてるね』

「そう？」

『うん、シックスパック…！』

「ははっ笑そんなに目キラキラさせる事？笑」

私は肯定がしたくてすごく首を縦に振った。

ー⚪︎ー

すみません。
だんだんと主人公の性格掴めなくなってきました…

読み返したりして掴んできます…

ー⚪︎ー