秀才少女135 ページ38
あれから1週間がたった。
みんなムズムズしながら1週間を過ごした。
頼りは、かっちゃんママからの照列屋さんのお母さんからの伝言だけ。
真実を知った僕たちはいろんなことを思考錯誤した。
僕たちが出来ることは悲しむことじゃなくて照列屋さんを救うこと。
毎晩のように話し合った。
なぜそうなったのか、時が止まっているのならそれいつまでなのか、それまで僕たちが出来ることしてあげられることは何なのか。
仮免許試験も近い。授業、演習で時間を割かれる。事実は先生たちから聞かされた死んでるという事実だけ。身体のこと、時間のことを知っているのは照列屋さんだけ。
でも、それでも目の前の大事なことに僕たちは目をそらさなかった。
もちろん、行き過ぎた憶測は口論になり喧嘩にもなった。でも、悲しいとか辛いとか考えたくないとか、投げ出したくなったとか
僕たちは人を救うとはいかに難しいことかを学んだ。
そして今日、久しぶりに会う照列屋さんのために各々持ち寄ったプレゼントを片手にバスで移動していた。
相澤先生、オールマイト同伴で会いに行く。
僕たちが病院に着くと病院内はどこか異様な雰囲気だった。
「何かあったのかな？」
「……お前たちはここにいろ
オールマイト」
「あ、ああ」
相澤先生、オールマイトは受付へ急ぐ。
「ねぇ！あれ刻ちゃんのお母さんじゃない！？」
芦田さんが声を上げた。中庭を走りキョロキョロと誰かを探しているようだ。
まさか。
「おい、お前ら。聞け」
声に振り返ると、相澤先生、オールマイト、
そして、照列屋さんのお父さん。
「照列屋が居なくなった」
やっぱり。
どこか知っていたのかもしれない。きっと、誰もがこの日が来るのではないかと思っていたのかもしれない。
でも、そんな肯定はどうでもよくて。
僕たちは照列屋さんの捜索に動き出した。
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ルッカ - 感動しました！いや〜切ないっ！特に病院で泣き叫ぶシーンが心に深く残ってます。長編お疲れ様でした！ (2018年1月27日 0時) (
レス) id: e083ca4c6c (このIDを非表示/違反報告)
にゃるこ少佐(プロフ) - noirさん» 勿体無いお言葉ありがとうございます！とても嬉しいです。その言葉が次作の励みになります。また、機会があれば読んでくださいね！ (2018年1月8日 11時) (レス) id: 21caca4e2a (このIDを非表示/違反報告)
noir - 凄かったです！感動して、何回も泣きました。『心の叫び』みたいな時とそれを助けるような時が、特に感動しました。 (2018年1月7日 15時) (レス) id: 618fe150e5 (このIDを非表示/違反報告)
にゃるこ少佐(プロフ) - 緋乃さん» そんな、私には勿体無いお言葉ありがとうございます。無事完結することができました。これも影で密かに楽しみにしてくれていた皆さんのおかげです。ほんとうに、ありがとうございました！また機会があれば読んでやってください。 (2018年1月5日 9時) (レス) id: 21caca4e2a (このIDを非表示/違反報告)
緋乃(プロフ) - お疲れ様でした！最後は感動のあまり涙が出てきました…！このような作品を書けるのはとても尊敬します！次の作品お待ちしております！ (2018年1月5日 0時) (レス) id: 30e32a3a6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃるこ少佐 | 作成日時：2017年9月11日 23時
