秀才少女109 ページ12
「寒がり、背中合わせろ。2、3人ぶっ殺して脱出すんぞ
そんで、後でちゃんと説明しろ」
少し、視線を横目に外した爆豪。
トンっと横に着くと戦闘態勢をとる。
「ぶっ飛んでるぅ、最高っ
ああ、その話は後でちゃんと説明する。
敵連合の皆さんそういっことだから。私たちがそちら側に行くだなんてそんなことありえないから」
「おい、待て。爆豪はともかく照列屋、お前はこの超人社会をなんとも思わないのか？個性ありきの世界に違和感をなにも感じないのか？」
ツギハギ男が食い込むように喋り出す。
「無駄だよ。
お前たちと私では根本的な事実の相違がある。
ルール？縛り？
そんなの、お前たちのただのエゴが作り出した言い訳だ。
社会にまともに立ち向かってもいないくせに社会をヒーローを人々を汚すんじゃない
勝手な価値観を押し付けるな迷惑だ
私はお前らとは違う
一緒にするな」
大好きなパパとママが戦って生き抜いてきた世界。私が生きた世界。幸せが溢れた世界。愛が溢れた世界。希望が溢れた世界。
それを、誰にも否定なんてさせない。
お前らなんかのいいようになんてさせない。
「いけません死柄木 弔！落ち着いて」
ギロッ
「手を出すなよお前ら、こいつは…
大切なコマだ」
落ちてしまった誰かの手を拾い上げる。
「出来れば少し耳を傾けて欲しかったな
君とは分かり合えると思ってた」
「ねぇわ」
「ありえないわ」
「仕方ないヒーローたちも調査を進めてると言っていた
悠長に説得してられない
先生、力を貸せ」
「そうだね、いい判断だ、死柄木 弔
とその前に、照列屋 刻をこちら側に送ってもらえないか？本人から同意がもらえるのが1番良かったんだが…
あまり、時間がないんだ弔」
「ああ、もとよりそういう約束だ」
臨戦態勢に入る。
ワープに触れなければこいつらは私連れて行けないはず。
ゴポッ
「！？」
口から溢れ出たのは黒い液状の物体。
「！？寒がりっ！？」
爆豪の伸ばした手虚しく私は飲み込まれた。
「黒霧、コンプレス
また眠らせてしまっておけ」
ジリ…
照列屋と離され1人で臨戦態勢をとる。照列屋とて弱くはない。
最大火力でぶっ飛ばしてぇが、ワープ野郎ご邪魔すぎる考えろっ
どうにか隙を作って後ろのドアから…
「聞いて欲しけりゃ、土下座して死ね」
Knock Knock
「どーもぉ。ビザーラ神野店です」
後ろのドアから出前を告げる声。
SMASSH!!
攻撃は横の壁。
「もう逃げられんぞ敵連合。何故って！？
我々が来た」
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ルッカ - 感動しました！いや〜切ないっ！特に病院で泣き叫ぶシーンが心に深く残ってます。長編お疲れ様でした！ (2018年1月27日 0時) (
レス) id: e083ca4c6c (このIDを非表示/違反報告)
にゃるこ少佐(プロフ) - noirさん» 勿体無いお言葉ありがとうございます！とても嬉しいです。その言葉が次作の励みになります。また、機会があれば読んでくださいね！ (2018年1月8日 11時) (レス) id: 21caca4e2a (このIDを非表示/違反報告)
noir - 凄かったです！感動して、何回も泣きました。『心の叫び』みたいな時とそれを助けるような時が、特に感動しました。 (2018年1月7日 15時) (レス) id: 618fe150e5 (このIDを非表示/違反報告)
にゃるこ少佐(プロフ) - 緋乃さん» そんな、私には勿体無いお言葉ありがとうございます。無事完結することができました。これも影で密かに楽しみにしてくれていた皆さんのおかげです。ほんとうに、ありがとうございました！また機会があれば読んでやってください。 (2018年1月5日 9時) (レス) id: 21caca4e2a (このIDを非表示/違反報告)
緋乃(プロフ) - お疲れ様でした！最後は感動のあまり涙が出てきました…！このような作品を書けるのはとても尊敬します！次の作品お待ちしております！ (2018年1月5日 0時) (レス) id: 30e32a3a6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃるこ少佐 | 作成日時：2017年9月11日 23時
