ヤクザの俺は、子供を拾った。【歌い手】【男主】 (ページ7)

今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:42,248 hit

第五話ページ7

「あ？」

「動くなと言っている！動いたらこいつらを殺す！」

そう言って檻の中にいる子供に銃を向ける。

子供は震えている。

12～16歳と言ったところか。

「ねえー、何でそんなめんどくさいことすんの？」

「そ、それは、お前らが調子にのるからだろう！」

「「「は？」」」

「お前らがいい子ぶってるのがムカつくんだよ！ヤクザなんなら、人を傷つけろよ！」

「あーー、組長おこらしちゃった…(笑)」

「あ？普通のことを言っただけだ！」

「…おい」

「さっきの言葉取り消せよ」

「は？」

「俺らはなあ、悪人じゃない限り、人は傷つけねえって決めてんだ！それをやめて傷つけろと？ふざけんな！俺らは、ヤクザだけど、人を笑顔にしてえんだよ！勝手に俺らに傷つけろよなんて命令するな！早くその子らを放して自首しろ！」

「ふ、ふざけんな！」

バンバン！

顔に少しかすったが、

「何…？」

「ざんねーん！俺の心臓にはあたんねえよ！バコん！」

そう言って顎を蹴り上げた。

めっちゃ飛んでいった…。

俺すご☆

「Aさん！すごい！」

「組長もやるー！」

「ハハ☆」

まあ、楽勝だったぜ☆

ていうか、子供をどうするか…。

「Sou、子供達を解放してやれ。」

「了解です！」

ガチャガチャ

カキン！

子供達は震えながら、出てきた。

俺の知り合いに孤児院の院長がいるから連絡すっか。

「よーし、お前らは孤児院に保護してもらうからな～」

電話しよー

「Eve、Sou子供達をみといてくれ。ちょっと電話してくる。」

「「了解です！/リョーカイ」」

よーし、ちょっと電話しよー…

ギュ

「…ん？」

「行かないでください…。」

白髪の子と、青髪の子が引っ張る。

「えーと…、こういう場合は…」

後ろの茶髪、紫髪、赤髪、黄髪の子はウルウルと目をうるわせている。

「こういう場合は…、どしたらいいんだ…？」