【学園アリス】絶対に守るから

〜33〜蛍の優しさ　僕の決意 ページ36

Aside



蛍「あんたに文句言えるわけ？」


『蛍？』


蛍「自分の身一つ守れないのに

　 こんな危険なゲーム受けて

　 少しは巻き込まれたこっちの迷惑も

　 考えてほしいものね」


『蛍・・・』


蛍「あんたは知らないだろうけど

　 Aは体が弱いの

　 あんたが無理に連れ出して

　 何かあったらどう責任取るのよ」






　蛍、僕のことも


　考えてくれてたんだ・・・






蛍「あんたの足りない

　 考えでやっていけるほど

　 この学園はあまい所じゃないのよ」






　蛍は学園の何を知っているの？


　棗たちも知っているの？






蛍「このゲーム、これ以上続ける気なら

　 こっちに火の粉が

　 飛ぶ前に、その甘えた根性

　 なんとかしてちょうだい」


委「き、気にしないで

　 蛍ちゃん、蜜柑ちゃんのこと

　 心配して・・・」


『裕くん、』






　僕は、裕くんが


　それ以上言うのを止めた






　蛍の言っていることは正しいから


　確かに、蜜柑は何も考えていない


　そんなんじゃこの学園では


　たぶん生きていけない


　蛍も蜜柑を心配してるんだと思う






　蛍の言っていた親友って


　蜜柑のことだよね






　大丈夫、蛍


　蜜柑も蛍も僕が守る







　僕のアリスで


　

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