それからの愛のカタチ ー 岩橋玄樹 ー

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カーテンから差し込む

日差しの眩しさに、目を覚ました







時計を見ると





6:55





私の隣ですやすやと寝息を立てている

愛おしい貴方を起こす5分前







大好きなその寝顔を見つめてみる







きめ細かくて綺麗な白い肌


ぷっくりした綺麗なピンク色の唇


長い睫毛


艶のある茶色の髪







出逢った頃から変わらないね


............玄樹







その柔らかな髪を

そっと優しく撫でてみる







玄樹「........ん


................A？」







寝ぼけ眼の綺麗な瞳が

真っ直ぐ私のことを捉えた







「ごめん、


..........起こしちゃった？」







玄樹「ん.......おはよ


..........どうしたの？」







「........玄樹の寝顔、見てた」







玄樹「ふふっ


...........可愛かった？(笑)」







「うん、


...........憎たらしいくらいに(笑)」







玄樹「(笑)







.







.







A、







...........おいで？」







大好きな優しい声に呼び寄せられて

引き寄せられるように貴方の元へ







“ もっとこっち..........”







ふわりと優しく私を抱き寄せると

そのままそっと唇を重ねてくる







あの日から何も変わらない幸せな朝







唇が離れてしまうと

なんだかもの寂しくなって




玄樹の頰に両手を添えると

私の方からもう一度唇を重ねた







変わらない家


変わらない朝の日常







だけど

一つ変わったのは.........





玄樹の頰に添えた両手







その左側の手の薬指に輝く指輪





それは玄樹からの “ 愛のカタチ ”



そして長年追い続けてきた

夢を叶えた玄樹の “ 努力の証 ”







そしてもう一つ増えた大切なもの







.







.







.







.







優しく布団を剥いで

私のパジャマの裾を捲ると



お腹を優しくさすって

耳を当ててくる玄樹







.







.







.







“ おはよ


........今日も元気ですか？ ”







大きくなったお腹







そこに在るのは

玄樹と私の愛から宿った

愛おしい命

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