カ タ チ ー 岩橋玄樹 ー

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「......も、もしもし！」





『..........A？

バタバタしてて
なかなか連絡取れなくてごめん。』





まるで.....
彼女に言うような言葉。







どくん





どくん







「.....ううん」





『あのさ......

明日、会え.....「会えるっ！」



............はやっ！』





玄樹くんの笑い声が電話越しに響いた。







.







.







『.......俺ん家、来れる？』





「うん」





『明日、20時くらいには帰れると思うから。

いつでも.....来ていいから。』





「うん、分かった『じゃ....』



あ、待って！！！！！」





『......ん？』





「楽しみに.....してるね？」







あーあたし.......

何言っちゃってるんだろう。





ついつい本心が出ちゃって恥ずか.....







『.......俺も。

俺も、Aに会えるの楽しみにしてる。

じゃあまた明日。』







.







.







.







電話を切っても
しばらくは胸のドキドキが収まらなかった。





.....明日、
何かお菓子作っていこうかな？





でも.......
玄樹くん何が好きなんだろう？





.....そうだ
検索してみよ！





こういうとき便利だなぁ。

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