忘れてしまいそうな愛を (ページ18)

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　３話ページ18

実は高校生、大学生の頃とサイクリング部に入っていた。時には１日100キロを走ることもあった。あの日、皆と一列になって走った日々が懐かしい。

　俺がアーレンにサイクリングの話を切り出すと、調子が戻って元気になった。まるで別人ではないかというくらいの喰いつきようで、上機嫌で色々話してくれた。

　話が盛りに盛り上がって、アリゾナまで一緒に行き、大きなパラソルを掲げることになった。

　アリゾナは良い所だ。建物がなく、広大な土地を持つ。草木は乾燥し水水しくはない場所だが人工的には何も手をつけられていない。それにいつも以上に青い空が見渡せる所が好きだ。

　家のガレージから自転車とヘルメットを出した。自転車は家庭用に使っている黒くペタンコの車の隣に肩狭く置かれている。あの時の記憶が奥底まで掘り返される。

　水を飲みながら笑い合い、大空の遥か遠くに輝く夕日を見て感動し、ペダルをこぎながらのん気に歌ったりして。１分１秒が本当に楽しかった。

　この自転車は大学生の頃に使っていたもので、あの時から今日まで約８年も触らずに放置していた。逆を言えば、８年もサイクリング部の仲間に会っていないということになる。

　そして、サイクリング部で使っていた大型パラソルを８年振りに引っ張り出した。何が描かれていたかは忘れてしまったが、これを仲間と広げた時の爽快感と達成感は忘れていない。きっと良い代物だろう。

　
　アーレンを先頭にアリゾナに目掛けて出発した。地名と方向が書いてある看板を頼りに、自転車を走らせた。

　

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今回は文字数が少ないので、作者の自己紹介でもと思いまして。

初めまして。ナンシー・ハジェンズと申します。

小さい頃からお話を考えるのが大好きでして、小学校に入る前からちょっとした漫画、

小学校に入学してちょっとした頃に小説を書きはじめました。

まだ人前で見せるのは恥ずかしい作品たちなのですがね……。

普段は脚本を書く方が好きなのですが、こちらのサイトのみで小説を書かせてもらっています。

大したものは書けないのですが、楽しく書いてますよ(ﾆｺｯ

占ツク以外でも何処かで連載始めたいな。。。

後からでも編集出来て、誤字脱字直せる所で、

上手さより楽しさ重視のサイトでね。厳しいこと言われるの、あんまり好きじゃない。

ドＭじゃないから……。