検索窓
今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:55,506 hit

助けの手が伸びるまで待つお姫様 ページ35

私が、maleに捕まってから、約1週間。

ここでの生活は、思ったより不便じゃないし、むしろ困ることも全然なかった。


食事は、maleの人が、7時・13時・18時に持ってくる。

量も少し多めだから、おなかが減ることもあまりない。

しかも、果物などのデザート付き。



月夜に眠る双子が大切なのはわかるけど、少し過保護過ぎない?

なんか、逃げ出す気も失せてくる気がする・・・



でも、1週間私はここで生活して、いくつかわかったこともあるんだ。



まず1つは、必ず10時位に眠らされること。

最初の日と一緒で、毎日、10時に催眠ガスが流出するようになっている。

毎日催眠ガスを使うのはどうかと思うけどね。



そして2つ目は、その眠らされる10時位に相変わらず扉の向こうでバタバタしていたということ。

それが1週間、毎日起こっている。

多分、会議か何かやっているんだと思う。

だとしたら、それで警備が手薄になるから、その時間に私を眠らせようとしているのかな。


まあ、全部私の予想だけどね。


けどこれがあっていたら、脱出するならこの時間がいいよね。

警備が手薄なことで、悪いことはないもの。


でも、そんな機会も暫く来ないだろうなぁ・・・



そんなことを考えながら、夕飯のシチューを頬張った。

最初はご飯が来たとき、毒かもって思ったけど、私を殺したら意味ないもんね。


だから、普通に食べるようになってしまった。

味は・・・そんなに凄く美味しい訳じゃないけど。





ここまでを見たら、私がダラダラしてるように見えるけど、ちゃんと脱出するタイミングも考えている。



食事の時に開くドアも、何とか行けないか、何て考えていたけど、見張りが5人もいるから無理だし

10時になったら強制的に眠らされるから、抜け出すなんて、もっての他


でも、お兄ちゃんが捕まったっていう情報もないから、まだ殺されないし

気長に、は少し違うけどタイミングを見極めて、しっかり確実にやろうとしているんだ




そして、シチューの最後の一口を食べて、ご馳走さまを言ってから、お風呂に向かったんだ

お風呂は毎日入りたいって思ってたから、シャンプーやリンス、ボディーソープがあるのはかなり助かる

それで、部屋にあるパジャマに着替えて髪を乾かしてから、ベッドのある部屋に行ったんだ

そして今日そろそろ10時になるから、ベッドに入る



すると、何かが足にぶつかったんだ

不審に思って布団に潜ってみて、それを見た私は目を見開いた

お兄ちゃんの策に従うだけ→←健康的なmaleのルーティン



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
47人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

彩快(プロフ) - 続編出しました! ぜひ見てください! (2020年2月25日 21時) (レス) id: 05e0908cfe (このIDを非表示/違反報告)
彩快(プロフ) - 桃菜さん» ありがとうございます! 紺青の拳とか書けるか不安でしかないけど・・・ 少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです! (2020年2月5日 17時) (レス) id: 2b3d14f3b4 (このIDを非表示/違反報告)
桃菜 - 続編マジですか?楽しみすぎますッ!! (2020年2月3日 19時) (レス) id: 1a2242fc2c (このIDを非表示/違反報告)
彩快(プロフ) - 瀬天心葉さん» ありがと! がんばるー! (2020年2月2日 17時) (レス) id: 2b3d14f3b4 (このIDを非表示/違反報告)
瀬天心葉(プロフ) - 彩快さん» おお!覚えててくれた(・・;)月とか星とかいいよね♪まじで楽しみにしてる!!(=゚ω゚=)がんばれー!! (2020年2月2日 17時) (レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:彩快 | 作成日時:2019年10月9日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。