月夜に眠る双子の秘密

健康的なmaleのルーティン ページ34

出来れば早く逃げ出そう、心のなかで誓った


すると、シューという音をたてて、部屋の中に白い煙が入ってきたんだ

最初は、不思議に思って「なんだろう」なんて考えてたんだけど、すぐにその正体に気がついて、ハッとした



これって、催眠ガス！？


maleが、私を眠らせようとしてるの！？




そうわかった途端に、眠気が襲ってきた気がした

そして、私はベッドに倒れこんだ

それで、今にも手放しそうな意識を必死で繋ぎ止めて、目をうっすらと開いた



そのときに私はとらえることが出来たんだ



催眠ガスが流出している場所、天井のところと、そしてドアの向こうでバタバタと足音がしているのを

そして、それを最後に私は意識を手放してしまった









パチッという効果音が付きそうなほど、私は はっきりと目を開いた

眠気も全く残ってないし、目も冴えている感じ

それで、時間を確認してみると、なんと朝の６時っ！


うっ、凄く健康的だ


昨日は、10時くらいに催眠ガスで眠らされたから、だいたい8時間くらい眠っていたことになる




寝ていた時間も、ガスの量とかでかわるし、だいたいこの時間に起こしたかったんだ

うーむ、これは謎だなぁ・・・

昨日、扉の向こうがバタバタしていたのも気になるし


とりあえず、昨日出来なかった、部屋の探索でもしようかな

私はそう思って、ベッドからゆっくりと降りた



そして、探索をしてみて、わかった結果がこれだった

ここの部屋は、だいたい必要なもの揃っている

お風呂とか、トイレとか、あと服なんかもある


そして、すみには水飲み場のような場所もあった



ん、一応暮らすには問題無いくらいには揃ってる

私、神経質だから、お風呂とかはちゃんと入りたいし服も毎日変えたいもの


ちなみに、クローゼットとトイレ、お風呂はさっきまでいたベッドとは扉ひとつ繋がり

そして、こっちにはカメラもついてないんだ

何かしっかりしてるよね、male



それで私は、昨日入れなかったお風呂に入って、そこにあった服を着た

私が着たのは、膝丈のアリスブルーのワンピース

アリスブルーって、灰色が混じった薄い水色のこと

それに胸元辺りを白のレースがぐるりと一週している


普通に可愛いんだ

服も、私みたいな中高生がきるのも中年女性が着るようなものもある

多分、閉じ込める用の部屋なんだろうな


馴染みそうになってるけど、気をつけないとっ！

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すげえグダってる

時間稼ぎなんですよね、これ

助けの手が伸びるまで待つお姫様→←このままでは、デメリットになる

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