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たとえ間抜けでも敵は頼る ページ32

私はmaleという組織の恐ろしさに、ブルッと身震いをした



かなり、大きな組織だったんだ・・・

て言うか、この間爆発して暫くは動かないと思ってたのに

やっぱり、あそこの他にどこか別の基地があったのかな




ここだって、多分基地のひとつだよね

それで、無駄にキラキラした室内をぐるっと見回した


そこで、初めて気がついたんだ


この部屋の中にある、おびただしい数の防犯カメラをっ!

あ、この場合は監視カメラかな



そして、学校の教室の倍はありそうな広さの部屋の隅々まで届きそうな配置をしてある

うっ、これじゃ脱走は無理そう



て言うか、カメラがあるってことは私の行動は全て送られてるってことだよね

じゃあ・・・

そう思った矢先、部屋のドアがガチャッと開いた



「起きたな。随分手こずらせやがって」



そう言って部屋に入ってきたのは、maleの一員

私が最初に閉じ込められたときも、何度か顔を見かけた人だった

すると、その人を先頭に何人か見かけない人達も入ってくる


それで結局入ってきたのは、5人くらい





私をさらってきた人達なので、警戒をして後退りをすると、向こうもじりじりと歩み寄ってくる

そして、口を開いたんだ




「・・・もう1人の双子はどこだ」




私は少しきょとんとしてしまった

もう1人の双子って・・・お兄ちゃんのことだよね

ストーカーしてたくらいなのに、家も知らないのかな、この人達


私のそんな疑問が顔に出ていたらしく、しびれを切らしたように舌打ちをしたあと、説明をしてくれた




「お前の双子の家行っても、人も居ねぇし、学校でもあと一歩の所で逃げられるんだよ。
さっさと場所を教えろ」




そんなこと言ったって・・・

て言うか、場所を教えたら、私も全身の血を取られて殺されちゃうのに

自分で自分の首を絞めるような事、するわけないもの


それで私は素直に知らないって言ったんだ





すると、向こうは明らかに不機嫌そうな顔つきになった

だって、本当に知らないし、教えたとしても私に得なんてないもの

て言うか、この人達も私に聞くなんて、相当切羽詰まっているんだろうなぁ




すると男の人達は、耐えられない、と言ったようにかかとを返して出ていってしまった


そして私はふぅと一息ついた

これからは、監視されることになるのか・・・


でもお兄ちゃんが捕まるまでは私も殺されないよね



私はお兄ちゃんの無事を願いながら、ベッドに横になった

このままでは、デメリットになる→←敵にまわしたのは恐ろしい組織



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彩快(プロフ) - 続編出しました! ぜひ見てください! (2020年2月25日 21時) (レス) id: 05e0908cfe (このIDを非表示/違反報告)
彩快(プロフ) - 桃菜さん» ありがとうございます! 紺青の拳とか書けるか不安でしかないけど・・・ 少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです! (2020年2月5日 17時) (レス) id: 2b3d14f3b4 (このIDを非表示/違反報告)
桃菜 - 続編マジですか?楽しみすぎますッ!! (2020年2月3日 19時) (レス) id: 1a2242fc2c (このIDを非表示/違反報告)
彩快(プロフ) - 瀬天心葉さん» ありがと! がんばるー! (2020年2月2日 17時) (レス) id: 2b3d14f3b4 (このIDを非表示/違反報告)
瀬天心葉(プロフ) - 彩快さん» おお!覚えててくれた(・・;)月とか星とかいいよね♪まじで楽しみにしてる!!(=゚ω゚=)がんばれー!! (2020年2月2日 17時) (レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彩快 | 作成日時:2019年10月9日 7時

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