伝説を知る者 ページ17
千景さん!?
びっくりして固まっている私達をよそに千景さんは抱きついて来た。
え、ラスベガスにいるんじゃないの!?
動揺を隠せない私をおいて、お兄ちゃんは声をあげた。
「母さん!何でここにいるんだよっ!」
「あなた達に会いに来たからじゃない!」
なんか、答えになってない・・・
けど、千景さんはそのあとにですふっと真顔になった。
「そろそろ話さないとね・・・あなた達双子の伝説を・・・」
双子の伝説って・・・奴らが言ってた月夜に眠る双子伝説のこと?
私が頭に?マークを浮かべていると、千景さんは重々しく口を開いた。
「あなた達双子は、”月夜に眠る双子伝説”の双子で、ある組織から狙われている。
そもそも、その伝説は517年前、ある予言者が言ったことから始まった
『500年後に、我ら人間を越えた存在が生まれる』って言ったの。
その人間を越えた存在は、その人の全身の血を飲むと、不老不死になるというもの。
でも、それは1人じゃなくて”双子”の血を合わせたもの。
そして、その予言を特に信じた者が、あなた達を狙った組織、maleよ」
千景さんは、ここで言葉を切った。
Maleって、イタリア語で悪って意味だよね・・・
どういう事なんだろう。
「maleは、もとはキリスト教徒だったけれど、一部を否定し、そこから分裂した人々の集まりよ
奴らは、この世に善をもたらすため、日々悪を行っている。
そして、最大の目標が月夜に眠る双子を捕らえること
___そしてあなた達がその双子」
私は、呆然としてその話を聞いていた
自分は普通の人間だと思っていたけど、まさかこんな秘密があったって知ってかなり衝撃的だった
「そして、あなた達が離れて暮らすことになったのには、理由がある
17年前の6月21日、予言から500年後のその日は、組織で双子探しが始まっていた
あなた達が生まれた時、窓から満月の光が二人に差し込んだの
そして、光が当たった部分に三日月のマークがついた」
私は首の後ろ辺りに触れた
この痣、生まれつきのものだと思ってた
「そして、直ぐにあなた達双子が狙われた。
しかも、最初に名前をつけていた彩は特にね。
組織のことを知った私達、夫婦はこのままだと命まで危ないと思って、彩を立花家に預けたの
そして、今年再会したのよ」
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彩快です
諸事情により、1週間ほど更新お休みさせてください
久しぶりなのにね・・・
その後はしっかり更新しますので!
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彩快(プロフ) - 続編出しました! ぜひ見てください! (2020年2月25日 21時) (レス) id: 05e0908cfe (このIDを非表示/違反報告)
彩快(プロフ) - 桃菜さん» ありがとうございます! 紺青の拳とか書けるか不安でしかないけど・・・ 少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです! (2020年2月5日 17時) (レス) id: 2b3d14f3b4 (このIDを非表示/違反報告)
桃菜 - 続編マジですか?楽しみすぎますッ!! (2020年2月3日 19時) (レス) id: 1a2242fc2c (このIDを非表示/違反報告)
彩快(プロフ) - 瀬天心葉さん» ありがと! がんばるー! (2020年2月2日 17時) (レス) id: 2b3d14f3b4 (このIDを非表示/違反報告)
瀬天心葉(プロフ) - 彩快さん» おお!覚えててくれた(・・;)月とか星とかいいよね♪まじで楽しみにしてる!!(=゚ω゚=)がんばれー!! (2020年2月2日 17時) (レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩快 | 作成日時:2019年10月9日 7時