検索窓
今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:55,502 hit

爆弾と爆発音 ページ16

ドンッ!



辺りに響く、大きな爆発音。

それに、耳鳴りと火薬の匂いもする。

これ、爆弾だ・・・


そしてキッドはさらに、指を折ってカウントダウンを始めた。


「three…two…one…!」


すると、今まで私達を閉じ込めていた建物の壁の一部がガタンと音をたてて崩れた。

ちょうど、人が10人くらい出てこれそうな結構大きい穴。

すると、皆の反応は主に二種類に別れた。


もう、すぐにでも外に出そうな人でその人たちはキッドを見て叫んでいる。

そして、もう1つの方は物事についていけなくて、呆然としている人達。

そして私は、後者かな。



やっていることの、鮮やかさと驚きで目をとられてしまった。

そしてキッドは、人差し指を口元に持っていって妖しく笑い、形のいい唇を開いた。


「皆様、今日私が来たことは、くれぐれも口外にしませんように…
それではまた、月明かりの下、お会いしましょう…」


キッドはそれだけ言うと、ハンググライダーを開いた。

え、もう行くの!?

翼を開き、飛び降りると、そのまま真下へ真っ逆さまっ!

落ちる・・・!



咄嗟に目をつぶると、何故か私の足が中に浮いた

え・・・

直後に、女子達の悲鳴にも近い歓声っ!

え、何が起こったの!?


おそるおそる目を開けると、目の前にはお兄ちゃんの顔、下には私がさっきまでいた場所と沢山の双子たち

そして、背中と膝の裏にある感覚


私、またお姫様抱っこされてるっ!

ううっ、私結構重いから、恥ずかしいのに・・・


そして、ハンググライダーで外へ出ると、赤いライトが光っているパトカーが下に見えた

お兄ちゃん、ちゃんと呼んでいたんだ

それで、すっかり安心し、お姫様抱っこの恥ずかしさなんて忘れてしまった









「ねぇ、あんなに大きな爆発なんてして大丈夫なの?」

「ああ、人が滅多に来ないところにやったし、あいつらは、地下室もある。警官の奴らにもその地下室の場所を電話で教えたしな」


うわぁ、完璧だなぁ・・・


「これで奴らも捕まるだろ。だから、彩も家に帰れるだろ」

あ、ほんとだ!

もう1週間以上、帰ってないもんね


その後は、下に見える夜の町を堪能して、黒羽家の窓から入ったんだ


すると、ガタンと下から物音っ!

え、まさか彼奴ら!?


お兄ちゃんと顔を見合せ、一斉に頷くと声を潜めて階段を下りた

すると、リビングから灯りが漏れていた


意を決して、ドアを開けると・・・




「彩!快斗!」

千景さん!?

伝説を知る者→←変装も潜入も



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
47人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

彩快(プロフ) - 続編出しました! ぜひ見てください! (2020年2月25日 21時) (レス) id: 05e0908cfe (このIDを非表示/違反報告)
彩快(プロフ) - 桃菜さん» ありがとうございます! 紺青の拳とか書けるか不安でしかないけど・・・ 少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです! (2020年2月5日 17時) (レス) id: 2b3d14f3b4 (このIDを非表示/違反報告)
桃菜 - 続編マジですか?楽しみすぎますッ!! (2020年2月3日 19時) (レス) id: 1a2242fc2c (このIDを非表示/違反報告)
彩快(プロフ) - 瀬天心葉さん» ありがと! がんばるー! (2020年2月2日 17時) (レス) id: 2b3d14f3b4 (このIDを非表示/違反報告)
瀬天心葉(プロフ) - 彩快さん» おお!覚えててくれた(・・;)月とか星とかいいよね♪まじで楽しみにしてる!!(=゚ω゚=)がんばれー!! (2020年2月2日 17時) (レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:彩快 | 作成日時:2019年10月9日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。