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iw「…おう、ありがと」
そんな溜めて言うことだったか？と不思議に思いながらも感謝だけは返しとく
fk「あーいや、そっちじゃなくて、」
iw「ん？」
fk「…んーと、その……恋愛感情の方、って言ったら伝わる？ 」
iw「…は？」
ふざけてんの、という言葉が出かけたけれどふっかがそこまでふざけるような常識外れな人間ではないことは俺も知ってる
fk「…苦しくなっちゃったの、照を好きなことが
だって絶対照が振り向くことなんてないのに、嫌いになれないんだもん
慕ってくれてんのに俺だけが下心とか抱いちゃってんのがなんかもう、惨めでさー…
このままこの気持ちに押し潰されるくらいなら、自分から消えてやろうって」
だから謝る必要ないよ。
そう言うと、弱々しく笑った
iw「……そう、か」
…うまく言葉が出てこない
俺のことをそんな風に見てたなんて思ってもいなかった
唖然としてしまう
fk「…ははっ、やっぱり気持ち悪いよなぁ、ごめん！」
iw「いや、…」
fk「いいのいいの！分かってたし
今日は、気持ちに区切りをつけるために来たの」
だから安心して？と自虐的に笑う
違う、そうじゃない
そんな風に思ったんじゃない
早く言葉を出せ、俺
fk「照が気に病む必要もない
勝手に俺が病んだだけなんだもん
だから、もう会わないよ」
俺から目を背けて前を向き、スっと立ち上がる
fk「じゃあね、ひかる」
反対側へと歩き出し、背中を向けながらバイバイと軽く手を振る
駄目だ、このままじゃ
そう思ったときようやく動きだした
iw「ふっか！！」
呼ぶと、ピタと立ち止まる
こちらには振り向かない
それでいい
多分俺はひどい顔をしてるから
iw「気持ち悪いなんて、思ってない
好きになってくれて、ありがとう
…ふっかの気持ちには応えられないけど、それだけは伝えたくて」
ふっと笑う音がした
こちらを振り向くと、そこにはいつもの柔らかい笑顔
違うのは少し困ったように眉を八の字に曲げていることだけ
fk「ほんと、お前はずるいな」
iw「…そんな俺が好きだったんだろ」
冗談交じりに言うと、ふはっと大きく笑った
fk「そうだったわ、惚れたもん負けだよな！
_____そういう真っ直ぐなとこ、大好きだったよ」
少し潤んだ目のくしゃりとした笑顔に、胸が一瞬はねた
この気持ちが特別になるのは、そう遠くない未来だ
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名無し71262号(プロフ) - 更新待ってます！ (9月14日 12時) (
レス) id: 2ea78d0701 (このIDを非表示/違反報告)
♪ - 今日初めで読んで一気読みしちゃいました。とても面白かったです。更新待ってますヽ(；▽；)ノ (7月22日 20時) (レス) @page43 id: 3eda66f144 (このIDを非表示/違反報告)
くられ - すんごく物語の構成がよくって、、、更新待ってます、、！！ (5月4日 23時) (レス) id: 4b2d7ef051 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 今日見つけて1日で読みました！おもしろくて読み応えがありました！感情移入しすぎて所々泣くところもあったぐらいすごかったです。更新楽しみにしてます！ (2023年1月22日 22時) (レス) @page43 id: 7ebd2c8318 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - この間見つけて、楽しく読んでます！楽しみにしてますね！ダテの登場とかも楽しみにしてます^^ (2023年1月11日 16時) (レス) @page43 id: 9127acbd54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Spark | 作者ホームページ：http://keyaki
作成日時：2021年9月23日 17時
