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mm「あーえっと、実は俺もその古着屋よく行くんです」
nb「へーなんか意外だわ、目黒くんが行ってるとか」
mm「そうですかね」
nb「だってあの店結構怪しい感じでしょ
俺は店長と知り合いだから行くけど、他に客って全然いないし」
mm「あー…確かに」
nb「近所なの？」
mm「まあ…はい、近くのアパートに」
nb「へーそうなんだ」
話していて自分の口角が自然と上がっていくのがわかる
自分の好きなものを同じように好きと言ってくれるとやっぱり嬉しい
nb「でもなんか不思議だな」
mm「何がですか？」
nb「目黒くんの姿見かけたことないから
こんなイケメン見たらすぐ覚えそうだけど」
お世辞でもなく、本当に単純な疑問だった
あの店に来てる人の顔は全員覚えちゃってる
少人数だし、来てる人みんな個性強いし
その中にこんな爽やかな人間いたら自然と覚えちゃいそうだなーと
mm「、多分カケルくんと俺だと来てる時間が違うんじゃないですかね」
nb「そう？」
時間帯が違うとか？全然イメージと違う格好してるとか？
…あーいや、俺が最近行けてなかったってことが大きいか
何はともあれ同じ趣味嗜好の人と出会えて良かった
mm「…あ、長話すみません」
nb「いや全然いいよ」
mm「このあと、予定とかありますか？」
nb「あー…予定っていうか、まあ、趣味探しに行こうかなーって」
mm「趣味探し？」
前みたいに追いつめられることも無くなったら、本当に自分のやることがないという事実に気づいた
好きなこととか、やりたいことを見つけたい
そーいうものがある人って輝いてるから
涼太とか、阿部ちゃんとか、佐久間とか
時間も、金も、そこそこの地位もある
好きなことを探す旅は決して無謀なことじゃない
nb「そんなはっきりとした目的はないけど、好きなこととか見つけたくなって
生きる活力…って言うのかな、そーいうものあったらよくない？」
目黒くんの顔を見ると驚きで目を見張っているようだった
そんな顔をするのもまあ納得
ちょっと前まで死んだ魚のような顔をして、人間らしい生活さえ送れてなかった
でもそんな自分とも、もうおさらばできるかも
じゃあまた、と戻ろうとしたとき、
mm「俺もお手伝いしていいですか？」
もっとカケルくんのこと、知りたいです。
だってさ。
nb「俺も同じこと考えてたわ」
久しぶりに“友だち”できるかも。
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名無し71262号(プロフ) - 更新待ってます！ (9月14日 12時) (
レス) id: 2ea78d0701 (このIDを非表示/違反報告)
♪ - 今日初めで読んで一気読みしちゃいました。とても面白かったです。更新待ってますヽ(；▽；)ノ (7月22日 20時) (レス) @page43 id: 3eda66f144 (このIDを非表示/違反報告)
くられ - すんごく物語の構成がよくって、、、更新待ってます、、！！ (5月4日 23時) (レス) id: 4b2d7ef051 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 今日見つけて1日で読みました！おもしろくて読み応えがありました！感情移入しすぎて所々泣くところもあったぐらいすごかったです。更新楽しみにしてます！ (2023年1月22日 22時) (レス) @page43 id: 7ebd2c8318 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - この間見つけて、楽しく読んでます！楽しみにしてますね！ダテの登場とかも楽しみにしてます^^ (2023年1月11日 16時) (レス) @page43 id: 9127acbd54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Spark | 作者ホームページ：http://keyaki
作成日時：2021年9月23日 17時
