Maybe sweet 3 【dtnb】

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外に出ると、ため息が重なった

お互い顔を見合わせて、軽く苦笑い




fk「いやー…演技って疲れるね」

dt「うん、結構精神使う」



舘さんの顔に疲労って書いてあるもん
まあ、俺も似たようなもんだと思うけど


疲れてないのは、舘さんの背中でぐーすか寝てる翔太だけ

いいなーお前は幸せそうで




fk「それにしても驚いたねえ…」

dt「うん、俺も見つけた時声に出ちゃいそうになった」




『ソファーの下に盗聴器ある

他にも仕掛けられてるかも

俺に合わせて』


送られてきたメッセージはこんな内容だった

そらビビるよ、今までの会話が誰かに丸聞こえだったのかもって思ったら




fk「てか、よく気づいたね」



dt「丁度俯いてたら床に赤い光が見えて、よく見たら盗聴器の光が床に反射してたんだ


ふっかと翔太が来る前からバーにいたんだし、もっと早く気づけたら良かったんだけどね…


早くサイン送ろうと思ったけど、もしかしたら監視カメラとかも仕掛けられてるかもって思ったら中々ふっかに教えられなくて…」



fk「いやいや、その短時間でそんな判断できるのすごいよ！」




舘さんが教えてくれなかったら、もっと色んな話聞かれてたかもしれない

もっとプライベートな話とか、弱味になってしまうような事まで筒抜けだったのかも



あれは早いうちに業者さんとかに頼むか






…にしても、いつ、誰が、何を目的につけたのか、全く分からない



もし盗聴器をつけられたのがすごい前だったら、全部全部つけた犯人には丸聞こえだったのか…

目的が分からない分、怖くなる






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