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かれこれ……もなく、時間もたった
俺はキッチンで適当に暇を潰している
今のところ会話もなし
きっと向こうは、テレビをボーッと眺めているのだろう
後ろ姿しか見えないから分からないけれど
響くのはついてるテレビの笑い声だけ
……やっぱり、気まずい
昔のように他愛のない話も気軽に出来るような仲ではないし、そんな話題もない
俺らももう若くないな、なんて改めて感じた
すると、康二からの電話にスマホが振動した
正直この状況から抜け出せるので、ラッキーと思った
ありがとう、康二…
電話に出るため、という理由を使いリビングから逃げた
ソファーに座っている翔太が、苦しそうにしているとも気づかずに
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話は康二に頼んでおいた在庫の注文についてだった
kj『こんな夜中に悪いなーほんまに』
dt「ううん、別に大丈夫だよ」
会話が途切れたからもう切ろうと言おうとしたとき、康二の声に遮られた
kj『あんな、俺だての声聞きたくなってん』
dt「…いつも聞いてるのに？」
kj『だての声が一番安心するからかもしれん』
dt「そう言ってもらえると嬉しいね」
kj『……あのさ、俺な、』
康二がなにかを言いかけると、今度はキッチンから物音がした
なにかを派手に落とした音
……嫌な予感が、する
kj『……あれ、誰かいた？』
dt「あーうん、ごめん、一回切るね」
kj『いや、こっちこそ長く話しちゃってごめんな？
じゃあまた明日で！』
通話をきってリビングへ戻ると、やはりそこにいたはずの翔太がいない
その代わりに、さっきまで俺がいたキッチンから物を漁る音がした
俺は急いでキッチンへ向かう
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Spark - cocoさん» コメントありがとうございます。そう言ってくださるととても嬉しいです。早くあげられるよう頑張りますので、こちらこそこれからもこの小説をよろしくお願いします (2021年2月1日 23時) (
レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - お話楽しませて頂いております！これからも宜しくお願い致します！ (2021年2月1日 7時) (レス) id: 43bf9966f7 (このIDを非表示/違反報告)
Spark - mgrwtnbさん» コメントありがとうございます。いつも更新遅くてすみません…早くあげられるよう頑張りますので、これからもこの小説をよろしくお願いします (2021年1月21日 23時) (レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
mgrwtnb(プロフ) - 続き待ってます！ (2021年1月21日 2時) (レス) id: 1e6ed00ec9 (このIDを非表示/違反報告)
Spark - サンリオさん» コメントありがとうございます。更新は遅いと思いますが、これからもこの小説をよろしくお願いします (2020年12月31日 23時) (レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Spark | 作者ホームページ：http://keyaki
作成日時：2020年12月28日 1時
