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扉を開くと、廊下の壁に寄りかかり暇そうにスマホをいじる翔太
それだけでも、不思議と絵になる
dt「ごめんね、待たせて
どうぞ」
nb「あ、うん」
スマホをポケットにしまい、失礼しまーす、と呟きながら
まるで自分の家かのように堂々と入っていく
俺自身、気を遣われない方が好きだからいいんだけどね
nb「……へー」
特に反応もしないわりには、ジロジロと部屋を眺めてくる
お店もうまく行ってるから、それなりに広いがどこもかしこも平凡な部屋
薔薇でも置いてあったらそれらしいんだろうな
nb「気、つかわせた？」
dt「え？」
…先に入りしていたあのことが、バレてしまったか
次に翔太から出る言葉のために、頭のなかで色々と言い訳を考える
だが、その必要はなかったようだ
nb「アロマ」
dt「……アロマ？」
nb「いや、オシャレなの焚いてるから気つかわせちゃったかな…って」
その目線の先は、机の上に置かれたアロマ
…そっちのことか、と肩の力が抜けた
dt「翔太が来るからちょっと気合い入れちゃった」
nb「……マジ？」
dt「マジ」
ふーん、と口をとんがらせて頷く
そういう口をしてるときは、翔太が府に落ちてないとき
自分では気づいてないであろう無意識の癖
dt「ははっ、ごめん、うそついた」
nb「……そ？」
dt「うん、本当はただの俺の趣味だよ
好きだし、落ち着くから」
口が引っ込んで、もとの位置に戻る
冗談でカッコつけてみたが、どうやらお気に召さなかったようで
嫌われるのもいやなので、早々に撤回しておいた
dt「とりあえず気にせず、寛いでおいて」
nb「あーうん…」
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Spark - cocoさん» コメントありがとうございます。そう言ってくださるととても嬉しいです。早くあげられるよう頑張りますので、こちらこそこれからもこの小説をよろしくお願いします (2021年2月1日 23時) (
レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - お話楽しませて頂いております！これからも宜しくお願い致します！ (2021年2月1日 7時) (レス) id: 43bf9966f7 (このIDを非表示/違反報告)
Spark - mgrwtnbさん» コメントありがとうございます。いつも更新遅くてすみません…早くあげられるよう頑張りますので、これからもこの小説をよろしくお願いします (2021年1月21日 23時) (レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
mgrwtnb(プロフ) - 続き待ってます！ (2021年1月21日 2時) (レス) id: 1e6ed00ec9 (このIDを非表示/違反報告)
Spark - サンリオさん» コメントありがとうございます。更新は遅いと思いますが、これからもこの小説をよろしくお願いします (2020年12月31日 23時) (レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Spark | 作者ホームページ：http://keyaki
作成日時：2020年12月28日 1時
