＊ ページ30
・
Hikaru.side
・
今日はバレンタインデー、かつ休日だ
休みを使ってのチョコレート巡りの〆は、もちろん舘さんの店だ
dt「照、来てくれたんだ」
店に入った俺を見つけて、ふっと微笑むその姿は男でも憧れるほどかっこいい
ロイヤル、って言葉が日本一似合う男だ
とりあえず定位置のところに座り、店を見渡すといつもの金髪がいた
不運なことにバチッと目があってしまった
sk「ひかるー！え、偶然だねっ」
iw「なんで佐久間がいんだよ」
sk「もーそんな不機嫌そうな顔しないでよっ！
てか、俺も常連だし！」
明るい彼は俺の向かい側の椅子にわざわざ移動してきた
そりゃ不機嫌になるわ
いつもお前うるさいんだもん
sk「で、照は彼女にでも渡すの？」
気になるといったように、俺が荷物置きのところに置いた大量の紙袋を
チラチラ見ながら言ってくる
kj「いやいや、これはチョコ好きな自分用やろ？」
sk「おー康二じゃん！」
水とおしぼりを持ってしれっと入ってきたのは、康二だ
kj「で、本命はうちで買うんやろ〜？
なんてったって、世界一のスイーツ店やからな！」
dt「康二、言い過ぎ」
kj「ほんまのことやもん」
sk「じゃあ、今買うのが本命？」
iw「いや、全部自分用だけど
そんな美味しいチョコ他人にあげたくないし、てか俺は元々あげるような相手いないし」
彼女いないの〜！？と大袈裟なほどの驚きを示してくる
そういうお前だってどうせいないくせに
いや、ここに来てるってことはいるのか？
iw「佐久間は、誰にあげるの？」
sk「佐久間さんはねー社員のみんなへ差し入れだよ！
社長だし、これくらいはしてあげたいなって」
iw「へー」
sk「反応うすっ！」
きっとバレンタインも泣いているだろう
恋人と過ごすために作られたこの日が、チョコを食べるためと
部下に労うために使われるなんて
sk「でも、舘さまは彼女いるよね？」
dt「まさか、いないよ」
舘さんもいない、というのは意外だった
昔から無意識に女子を落としまくってた彼が、相手がいないなんて
dt「今年は感謝の気持ちを込めて、大切な康二と一緒に過ごせたらなって」
kj「っ、！！」
舘さんのその言葉を聞いたとたん、舘さんに飛び付いた
正確に言うと、きつーく抱き締めていた
本当に嬉しくて、言葉にもならなかったらしい
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1696人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Spark - cocoさん» コメントありがとうございます。そう言ってくださるととても嬉しいです。早くあげられるよう頑張りますので、こちらこそこれからもこの小説をよろしくお願いします (2021年2月1日 23時) (
レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - お話楽しませて頂いております！これからも宜しくお願い致します！ (2021年2月1日 7時) (レス) id: 43bf9966f7 (このIDを非表示/違反報告)
Spark - mgrwtnbさん» コメントありがとうございます。いつも更新遅くてすみません…早くあげられるよう頑張りますので、これからもこの小説をよろしくお願いします (2021年1月21日 23時) (レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
mgrwtnb(プロフ) - 続き待ってます！ (2021年1月21日 2時) (レス) id: 1e6ed00ec9 (このIDを非表示/違反報告)
Spark - サンリオさん» コメントありがとうございます。更新は遅いと思いますが、これからもこの小説をよろしくお願いします (2020年12月31日 23時) (レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Spark | 作者ホームページ：http://keyaki
作成日時：2020年12月28日 1時
