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外に出て端の道の方へ行くと、タバコを吸っている端正な顔をした男がいた
やはりその横顔は絵になる
fk「よっ」
nb「……なんだ、ふっかか」
fk「なんだって失礼だなー」
なんだ、とか言いつつ俺がいることに気づくとタバコをやめてくれる翔太
俺への優しい気遣いだ
nb「なんか用？」
fk「はい、質問です！今日は何日？」
nb「2月の……10日？」
fk「いやいや、14日だから！2月14日といったら何の日だと思う？」
あー、と分かりやすく翔太はため息をついた
そんなあからさまに面倒くさそうな顔すんなよ
nb「バレンタインデー、だろ？」
fk「そうそう！」
でなに？と聞いてくる
そこまで言ったら、もう答えは一つしかないようなものだ
ポケットにいれてた箱をそっと差し出した
fk「はい、ハッピーバレンタ、」
nb「ごめんいらない」
……言う途中で断られた俺の気持ちになってほしい
ばっさりとざっくりと切り捨てられた俺の気持ちに
fk「……ひどい、しょーた」
nb「だって、そんな甘いもの好きじゃねえし」
fk「こちとら今年はお前の気持ちを考慮して、ビターのたった一粒3000円のやつ買ってきたんだぞ！」
せっかくの人気No.2の俺が、高級チョコレートを、お前のためだけに、あげるという
超豪華オプション付きなのに……
としょんぼりしてる俺にも冷たい視線を寄越してくる
こんな翔太も最初の頃はもらってくれてた
それこそ太ってた頃とか、痩せて人気が出てもこの日のチョコはちゃんと食べてくれてた
でも、いつしか翔太は食べなくなった
チョコだけじゃなくて、色んなものを
そして、それを俺は触れないようにした
昔は甘いもの好きって言ってたこととか、人から受け取るものはなんでも拒まないとか言ってたこととか
お前はなぜ変わったのか、と問いたくなったけど言うことはできなかった
見た目を変化させたのは俺で、それによってその性格まで変えてしまったのも俺だ
とやかく言える筋合いはない
俺にできることは、気づかないふりをし続けることぐらいだろう
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Spark - cocoさん» コメントありがとうございます。そう言ってくださるととても嬉しいです。早くあげられるよう頑張りますので、こちらこそこれからもこの小説をよろしくお願いします (2021年2月1日 23時) (
レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - お話楽しませて頂いております！これからも宜しくお願い致します！ (2021年2月1日 7時) (レス) id: 43bf9966f7 (このIDを非表示/違反報告)
Spark - mgrwtnbさん» コメントありがとうございます。いつも更新遅くてすみません…早くあげられるよう頑張りますので、これからもこの小説をよろしくお願いします (2021年1月21日 23時) (レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
mgrwtnb(プロフ) - 続き待ってます！ (2021年1月21日 2時) (レス) id: 1e6ed00ec9 (このIDを非表示/違反報告)
Spark - サンリオさん» コメントありがとうございます。更新は遅いと思いますが、これからもこの小説をよろしくお願いします (2020年12月31日 23時) (レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Spark | 作者ホームページ：http://keyaki
作成日時：2020年12月28日 1時
