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dt「そこ、座ってて」
仮眠用のベッドに座るように言ったら、俺は使ったこともない救急箱を探すために色んなところを荒らす
……それにしてもぐしゃぐしゃだな、整理がされてない
もしや、目黒もふっかも整頓嫌い？
と新事実が発覚したとき、珍しく向こうから話しかけてきた
nb「…別に傷の手当てとかならいいんだけど」
dt「そんな傷だらけで手当て要らないとかよく言えるね」
nb「…慣れてるし」
こんなことされると目立つし……とか、ブツブツ言ってる
けど、逃げない辺り本当に痛いのだろう
dt「あ、」
nb「…なに？」
dt「救急箱、あった」
nb「……汚えな」
確かに翔太の言う通り、整理もされてない汚い救急箱が奥の方から出てきた
……まあ仕方ない、これでやるしかないか
翔太の前に椅子を置いて座って、救急箱を開けた
dt「どこが痛む？」
nb「……手」
dt「だよね、まずはそこからやろっか」
左手を開かせると、ざっくりと切れた傷が痛々しいほど見えた
血もまだ出ている
……正直、処置方法とかは全く知らない
…こんな大きい傷の場合、病院の方がいいよね
dt「……やっぱり病院行く？この怪我大きいし、」
nb「いや、それは絶対いやだっ！」
言葉を遮るかのように、翔太は強くそう言ってきた
…そんなに嫌なのだろうか
注射が嫌だから病院に行きたくないと昔は言ってたことを思い出したが、
さすがに今そんなくだらない理由でそこまで拒否をしないだろう
dt「……分かった、じゃあ下手かもしれないけどするね？」
nb「…いつも上手かったじゃん」
dt「え？」
nb「……何でもねえよ」
血を拭いて消毒をし、止血のためにガーゼを巻いておく
痛そうに顔を歪めるけど、強がりだからか何も言わない
……昔のこと覚えてたんだ、と少し嬉しい
怪我をすると、決まって泣いていた翔太
俺はいつも水で洗ったり、絆創膏を張ったりして、怪我の手当てを子供ながらにしていた
そんな懐かしい思い出が、翔太に触れるたびにじわじわと思い出してくる
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Spark - cocoさん» コメントありがとうございます。そう言ってくださるととても嬉しいです。早くあげられるよう頑張りますので、こちらこそこれからもこの小説をよろしくお願いします (2021年2月1日 23時) (
レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - お話楽しませて頂いております！これからも宜しくお願い致します！ (2021年2月1日 7時) (レス) id: 43bf9966f7 (このIDを非表示/違反報告)
Spark - mgrwtnbさん» コメントありがとうございます。いつも更新遅くてすみません…早くあげられるよう頑張りますので、これからもこの小説をよろしくお願いします (2021年1月21日 23時) (レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
mgrwtnb(プロフ) - 続き待ってます！ (2021年1月21日 2時) (レス) id: 1e6ed00ec9 (このIDを非表示/違反報告)
Spark - サンリオさん» コメントありがとうございます。更新は遅いと思いますが、これからもこの小説をよろしくお願いします (2020年12月31日 23時) (レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Spark | 作者ホームページ：http://keyaki
作成日時：2020年12月28日 1時
