代償と演技 ページ22
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階段をかけのぼり、先頭で走ってたふっかはバーより何倍も豪華で大きな扉を両手で開けた
ギラギラ輝く派手な部屋、何十本と並ぶ豪華なお酒
イケメンな男性たちに、着飾った女性たち
自分がいる世界とはかけ離れてる豪華な雰囲気に、飲み込まれそうだった
その中心の景色を見なければ
「なんでなのよ！！」
ここに似合わない格好をしたヒステリックに叫ぶ女性と、倒れこんでいる翔太
積まれていたであろうシャンパンタワーは、倒れている下で粉々に割れ、
シャンパンは床にこぼれていた
押し倒された衝撃でか、衣服も乱れている
女性は、ナイフをつきつけていた
震える手で、必死に持って
「…なんで、なんで私のものになってくれないのよ！！
こんなにもあなたに尽くして、尽くして、この身を削っても尽くしたのになんで！？
……ずっと一緒にいようって言ったよね？
私のこと好きだって、愛してるって言ってくれたよね？
…なのに、どうして！どうして！！」
どんなに女性が必死に叫ぼうと、翔太は何一つ答えなかった
ただ黙って、聞いているだけ
「なんとか言ってよ！！」
その様子にまた女性は怒り、翔太と距離を縮めた
うるさいくらいの周りの悲鳴が響く
それと反対にしょうた表情も変えず声もあげなかった
ナイフとの距離はもう少しだというのに
これ以上は危険だ
そう思い踏み出すと、ふっかに腕を掴まれた
振り返ると、行っちゃダメ、と首を横にふっていた
…なんで、なんでそんな心配そうな顔をしてるのに俺を止めるの？
そう思っていると、ふっかはそれに答えるように言ってくれた
fk「翔太は、乗り越えなくちゃいけないの
こんな修羅場でも、危険でも」
dt「どうして乗り越えなきゃいけないの？本人があんなに危ない目に遭っているのに」
fk「……どうしてか、は俺からは言えない
けど、ここは俺らが邪魔しちゃいけないところなんだよ」
ぜったいに、と復唱するかのようにまた呟いた
……翔太とふっかしか知らない過去があると思うと少し胸がいたんだが、
そんなのを感じてる場合じゃない
ふっかが言った通り行かないよう、踏み出した足を引っ込めた
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Spark - cocoさん» コメントありがとうございます。そう言ってくださるととても嬉しいです。早くあげられるよう頑張りますので、こちらこそこれからもこの小説をよろしくお願いします (2021年2月1日 23時) (
レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
coco(プロフ) - お話楽しませて頂いております！これからも宜しくお願い致します！ (2021年2月1日 7時) (レス) id: 43bf9966f7 (このIDを非表示/違反報告)
Spark - mgrwtnbさん» コメントありがとうございます。いつも更新遅くてすみません…早くあげられるよう頑張りますので、これからもこの小説をよろしくお願いします (2021年1月21日 23時) (レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
mgrwtnb(プロフ) - 続き待ってます！ (2021年1月21日 2時) (レス) id: 1e6ed00ec9 (このIDを非表示/違反報告)
Spark - サンリオさん» コメントありがとうございます。更新は遅いと思いますが、これからもこの小説をよろしくお願いします (2020年12月31日 23時) (レス) id: cbb845e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Spark | 作者ホームページ：http://keyaki
作成日時：2020年12月28日 1時
