3だよ 採決 ページ3
ｓｉｄｅ 死柄木 弔
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「血が付いたらもっとかぁいくなるんだってー」
「そんな話...あ」
餓鬼、ことトガヒミコと茶毘が入ってくる
「ちょっと聞きたいことあるんだけど」
「おう、何だ何だ？」
茶毘が椅子に腰かける
その横にちょこんと立つ餓鬼
「ヴィランに入ってきたあの子の有無。答えろ」
いきなりなんだ、と茶毘が声を洩らす
餓鬼はアイツの話題になったからなのか、顔を輝かせている
「Aちゃんの事ぉ？何なぁに？有無？っているか要らないかって事？」
「そうだよ。煩い黙れ餓鬼、さっさと答えろ」
苛々して茶毘と餓鬼に答えを促す
黒霧は冷や冷やしながら成り行きを見守っている
「要るか要らないかっつたら、要る」
「アタシもぉー！いるよAちゃんは、アタシの酸素だから」
酸素......？と黒霧がまたもや首を傾げる
チッ
茶毘も餓鬼も、口をそろえて「要る」って
どいつもこいつも腹が立つ
思ってるのは俺だけなのか？
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「なんで要らないと思うの？」
不意に餓鬼が口を開く
「別に」
横で茶毘が「絶対嘘」と呟く
「逆に何故お前らは必要と思う訳？」
「酸素だから！」
「ガキ、お前は訊いてない」
軽々しく要る要る云うけど、餓鬼二人抱えるだけで俺は大変なんだよ餓鬼が
だから、捨てたい、早く
「もしアイツをヴィランから排除したら、アイツは何処行くんだ？」
「そうだよぉ？Aちゃん彷徨わせる気？」
二人が一気に捲し立てる
煩い、トリかよお前らは
「知らない、別に彷徨っとけばいいんじゃない」
黒霧が焦ったように俺の顔と二人の顔を交互に見る
「ホント、冷たくなったよねぇ弔君」
「元々だ、ああいう性格だ死柄木は」
茶毘が呆れ笑いで云う
餓鬼は何処か納得したように頷いている
「捨てる捨てるって何処にだよ、廃棄場か？」
「雄英」
そう云った刹那、は？と小さく洩らす茶毘
「よりによって真逆？」
「其れが一番のアイツへの戒めだからだよ」
俺は一方的に話を切り上げると、窓の外に目をやった
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
Ciel(プロフ) - いや、まじほんとに最初トムトムやめて、まじで私あなた好き()とかきっもち悪い事考えてたけど最後の最後にトムトムの拾いに来たよはやぁばいわ、感動しました泣 (2018年10月12日 6時) (レス) id: 322a6d655f (このIDを非表示/違反報告)
うたこい(プロフ) - あ、新しい小説は長編のヴィランがいいです！ (2018年9月10日 22時) (レス) id: b0e0a7d47d (このIDを非表示/違反報告)
うたこい(プロフ) - すいません、結局夢主ちゃん売ったの誰なんでしょうか？なんとなく分かりましたが……合っているのか心配で！これからも更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2018年9月10日 22時) (レス) id: b0e0a7d47d (このIDを非表示/違反報告)
フユ(プロフ) - 長編のヴィラン連合原作沿いで！←なんかラーメンのトッピングみたい(殴) (2018年9月10日 20時) (レス) id: 7e91a010ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬゐ。 | 作成日時：2018年8月24日 19時
