18だよ 回復 ページ18
side A
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目を開ける
柔らかなベッドの上、しかも天井は見慣れない天井
いや、嘘
見たことある、此の天井
横にいるのは、おばあさんで
いや、此の人も見たことある
リカバリーガールだ
って事は、ここ
「酷かったねぇ、左腕。アタシが治しといてあげたよ」
雄英高校だ
何で、私此処に居るの？
死柄木さんに五指で掴まれて、それで＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「あっ、Aちゃんっ！」
カーテンが勢いよく開かれたと思うと、息を切らしたお茶子と梅雨ちゃんと百ちゃんが立っている
「・・お茶子？」
「良かった・・腕、酷かったんだよ！」
お茶子が優しく腕を撫でる
「良かったですわAさん、元通りの腕になってますわよ」
百ちゃんが微笑む
「なんで、私・・・ここに」
早く、この場を去りたい
嫌だ、ここにいるのは嫌だ
誰か、誰でもいいから、連れ去って
誰でもいいから、匿って
やだ、厭だ
目の前の三人の顔が涙で歪む
けど駄目だ、従姉と元仲間にそんな嫌がった顔しちゃ
「AちゃんなんかUSJで倒れてたんだよ。梅雨ちゃんが言うにはワープゲートの個性をもつ誰かって」
ワープゲート？
ってことは、此処に連れてきたのは
死柄木さん＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿？
「ちょ、わ、A！？ハンカチ！」
お茶子が私にハンカチを寄越す
涙が、込み上げては頬を落ちて、布団に染みをつくってゆく
捨てられたんだ、私
本当に捨てられたんだ、私
「Aちゃん、拭きなさいよ」
梅雨ちゃんが優しくハンカチで頬を拭ってくれる
私はハンカチを受け取ると、目じりをぐっと拭う
もう、ヴィランには戻れない
だから、そのうち忘れられていくのかな、茶毘さんとか、ヒミコちゃん、黒霧さんに
一人減ったから、また新しい優秀な子勧誘するんだろうなぁ、死柄木さんは
「嫌だよ・・・・」
そしてまた一つ、布団に涙の染みができてゆくのだった
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
Ciel(プロフ) - いや、まじほんとに最初トムトムやめて、まじで私あなた好き()とかきっもち悪い事考えてたけど最後の最後にトムトムの拾いに来たよはやぁばいわ、感動しました泣 (2018年10月12日 6時) (レス) id: 322a6d655f (このIDを非表示/違反報告)
うたこい(プロフ) - あ、新しい小説は長編のヴィランがいいです！ (2018年9月10日 22時) (レス) id: b0e0a7d47d (このIDを非表示/違反報告)
うたこい(プロフ) - すいません、結局夢主ちゃん売ったの誰なんでしょうか？なんとなく分かりましたが……合っているのか心配で！これからも更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2018年9月10日 22時) (レス) id: b0e0a7d47d (このIDを非表示/違反報告)
フユ(プロフ) - 長編のヴィラン連合原作沿いで！←なんかラーメンのトッピングみたい(殴) (2018年9月10日 20時) (レス) id: 7e91a010ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬゐ。 | 作成日時：2018年8月24日 19時
