喧嘩するほど仲が良いって訳じゃない 【ＱＫ】

１０％　新人ライターは勘繰りたい ページ10

　
　




　
　
　
　
　
　

　

￣何か変化が起きた時、それは誰かに努力していることの表れかもしれない









　
　
　

　
　
　
　

　
　
　
　
　
　

いーや、まさか、ね

山本さんに、彼女って言うか、好きな人というか、思い人というか



　

　

出来た、とか







　
　

　
　
　

さっきから書く音が隣から響くのに対して、全く進まない自分の筆

この「急な変化」が私の動きを制御しているのは明確だった



　
早く、早くこの考えを取っ払わないと





　

　
ずーっとこの変な山本さんと同室に閉じ込められる事になる





　

　
　
　




　
　

「......それだけは避けたい」


「ん？どう、そっちの進み具合は」






　
　
　
　

　
　

　
　
　
　

山本さんが紙から顔を上げ、ひらりと私の紙を取り上げる

そして顔を少し顰めると「あと三問じゃん、頑張りなって。僕はあと読みだけだから」と言ってまた問題に向き直った









　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　

おかしい、違う、何かが違う








　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　

　
　
　

絶対今までなら「それだけ時間かけてそれだけしか解けてないって何？！」とか、色々言ってたのに

何も、苦言一言も発さずに、励まして―――――――――――――――








　
　
　

　

　

　


　

　

もしかして、ほんとに好きな人出来たのかな


　
　
　
　
　
　
　
　







　
　
　
　

QKの大きな一員であり、コラボもして、最近は東大王に出演して芸能界ともかかわったりして、人の輪が広がっているのは目に見える事で

そこで新たな出会いが無いとも言えないこの状況、沢山イベントにも出て

　
　
　

　
　
　
　

　
　
　
新たに多くの、魅力的な人達と――――――――









　

　

　
　
　
　

　

　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　

「.......山本さん、好きな人でもできたんですか」



「へ？」





　

　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　

不意にぴたっと書く音が止まる









　
　
　
　
　
　

　

　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
自分がとんでもない事を言ってしまったというのに気づくのに、刹那も掛からなかった

　
　

　
　

　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　


　
　
　

１１％　同学部は策練りたい→←９％　経済学部は分からない

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