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A「…私、もう帰りますね。お金は置いておくので」
私は机にお金を置いて席を立つ。
蜜璃「え、えぇ……」
蜜璃ちゃんが心配そうにしながら頷く。
私はそのまま甘味処を出ようとした。
その時、伊黒さんに手をつかまれた。
伊黒「まっ……、待ってくれ」
A「……なんですか?」
伊黒「こ、この前は、すまなかった……そn」
A「それだけですか?もう終わったなら帰らせてもらいますよ」
私は伊黒さんの言葉を遮るように口を開いた。
伊黒「ッ…………」
私は伊黒さんの手を振り払って甘味処をあとにした。
―
甘露寺side
蜜璃「伊黒さん、Aちゃんと何かあったの?」
私は入り口で立ち尽くす伊黒さんに声をかける。
伊黒「…………ああ」
伊黒さんは寂しそうに言う。
蜜璃「……その、良かったら、何があったか聞かせてくれないかしら」
そう言うと伊黒さんは小さな声で「ああ」と言った。
ちらりとしのぶちゃんを見ると、しのぶちゃんが頷く。
しのぶちゃんと私と伊黒さんは、席に座って追加の甘味を頼んだ。
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♯きゃらめる - カステラさん» ありがとうございます!これからも頑張りますね (2020年5月9日 5時) (レス) id: 5678088658 (このIDを非表示/違反報告)
カステラ - とても面白いです!更新頑張ってください、応援してます (2020年5月9日 5時) (レス) id: c4efbc7b08 (このIDを非表示/違反報告)
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