猫の恩返し

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ごうくんのおうちよりも大きいとこ





こんちゃん？うわさわ？





なにも教えてくれないごうくん





ただ中に入っていくだけ









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「卓さーん」








卓さん？




おうちの中に入っても





すぐにはバックの中から出してもらえなくて





ここがどこかあんまりわかんなかった









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「これ、Aの荷物です」



「俺猫とか育てたことなかけん、そこまで分からんよ？」



「大丈夫です、大人しい子なんでご飯やって少し遊んでくれたらいいです」





わたしをひざにのせ




頭をなでながら話すごうくん





卓さんやさしそう





「にゃー」








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「いい子にしてるんだよ、A」





「にゃー」






ドアを開けていなくなったごうくん





わたしとごうくんは




はじめて離ればなれになった







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