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ページ39

蒼弥「せっかく二人きりなんだから。モーニングコールくらいしてもいいでしょ?」

「いや、なんでだよ。」

蒼弥「言ったでしょ?兄さんが好きなの。」

「ふざけんな。兄弟に愛も好きもないだろ。」

蒼弥「あるよ。俺は兄さんの事好きだし」

「は?意味わからん。早くどけ。」

蒼弥「嫌だ。どくと兄さん絶対行っちゃうじゃん。」

「当たり前だ。いきなりどうした?昨日から…
今までの蒼弥じゃない。」

蒼弥「母さん達がいなくなったから。隠す必要が無くなったんだよ。」

「は?どういう事だ?」

蒼弥「母さん達からはもうあんな兄なんて見るなって言われてきたから。
今まで偉大だったはずの兄さんがいきなりヤンキーになるなんて、おかしかった。
兄さんは今はこうでも根は優しいし、弟思いだし、ヤンキーになる要素なんて一つもなかったのに、俺の年齢がどんどん上がっていくたびに母さん達は兄さんの事を馬鹿にし始めた。
そしたら兄さんがいきなりグレ初めてしばらくして気づいた。
離れていく兄さんが嫌だった。もっとそばに居たかった。これからも優しく「蒼弥」って言われたかった。
なのに…母さん達がそれを壊したんだ。
俺より馬鹿でもいいじゃん。成績だけ求める親なんて俺は嫌い。
だけど…期待されてる以上、成果を出さなければならない気がした。
だから、母さん達の前だけは、なんでも聞く優等生を演じてた。
でも、もうそれもやめ。
だって母さん達居なくなったもん。
俺は逆に嬉しいね。
こうやって、好きな事だけ出来る。

だから兄さん………付き合って?」

「…………頭おかしいの?お前の話バラエティーに飛びすぎだろ。なんだよ、だから付き合ってって。
答えは言わずもがなNOだ、蒼弥がそんな奴だとは思わなかった。
ほら、早くどけ。」

蒼弥「んじゃ、まず呼び名変えていい?」

「無視かよ。呼び名?好きなように呼べ」

蒼弥「んじゃ、優兄さん…ヤン兄…爆モテキャッチャー……ゆうぴー…」

「おいおい。どんどん変な方向にいってるぞ。」

蒼弥「じゃあシンプルに……優斗。でいいかな?」

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(プロフ) - ありがとうございます。 (2019年6月22日 21時) (レス) id: 8feaf83578 (このIDを非表示/違反報告)
ルマンド - 凛さん» はい!分かりました! (2019年6月22日 21時) (レス) id: a5752f629c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 裏ありだと嬉しいです。 (2019年6月22日 14時) (レス) id: 8feaf83578 (このIDを非表示/違反報告)
ルマンド - 凛さん» 凛さん!一つ質問です!裏ありが良いですか?裏なしが良いですか? (2019年6月22日 14時) (レス) id: a5752f629c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 (2019年6月11日 12時) (レス) id: 8feaf83578 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルマンド | 作成日時:2019年3月6日 15時

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