999本の赤い薔薇【ky】 (ページ4)

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episode 35 ページ4

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新居への引っ越しも終え、以前と同じような日常が戻ってきた。
今のうちに買っちゃえと言って購入した一軒家は2人で住むには広すぎる。

実況部屋を2部屋作っても余るくらいの家は、子供は2人欲しいからというキヨくんの希望だった。

『最初はマンションで良かったんちゃうん？』

「それでも良かったけどさー困ることはなくね？」

『まあないけど…掃除大変くらいちゃう？』

「…俺も頑張る！」

同棲してからは何かと手伝ってくれるようになったキヨくんは、ゴミ出しと風呂はやらなくていいと言ってくれた。
その代わり私は料理とか掃除。
洗濯物はできる人がやろうって同棲の時からの決まりでそれは結婚してからも変わらない。

『ほんまに私が嫁でいいん？』

「あたりめえだろ、A以外やだ」

そう言って変わらず抱き締めてくれるキヨくんが好きだ。
子供が生まれたとしてもずっとキヨくんとこのままの関係でいたい。

『キヨくんキヨくん』

「んあ？どした？」

『だいすき』

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