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．
「なに…？」
異様な様子にタヨリが震えるのを感じ
隣にいた廉に尋ねる
「いつもこうやって始まる
まぁ、見とき。」
廉はそう言って立ち上がり
何やらタブレットを指で触る
「Aはこっちおいで」
優太が私のことを手招いたから
頷いて優太のもとへいく。
丁度紫耀の電話が終わり
「いける？」
廉を見ると
廉はこくん、と頷いた
「じゃあ、玄樹データ見せて」
玄樹が紫耀のもとへタブレットを持っていき
紫耀はじーっと見つめ頷いた
「ジン、廉、行くぞ。」
「…ちょっ、待って…！！」
玄関に向かう3人の背中を
呼び止めてしまうわたしの声
くるっと振り返り
紫耀は微笑んだ
「Aも行きたいの？」
その目は
初めて見た時と同じ真っ黒な目
「なにするの……？もしかして、殺…「消しに行くんだよ」
ジンの声が被り気味に聞こえる
「消しに行くの、ゴミを」
ニッと笑うジンの目は
笑っていない。
「興味あるならついてきなよ」
紫耀がそう言って玄関のドアを開けた。
ヒューッと寒い空気が彼らの間を吹き抜ける
私は震える足で
3人を追いかけた
「お前、ほんまアホやな」
ボソッと廉が呟いて
紫耀はクスッと笑った
夜遅くの路地裏で
男の人がたむろっているのが見える
「で、どいつ？」
「あそこら全部。」
紫耀とジンは目配せをして
そのまま、その軍団に近づいていく。
「Aはここで見てろ。」
廉はそう言って
私の腕を掴んだ
痛くて、初めて何か他の存在、目に見えるものに
縛り付けられた気がした
不思議と気持ち悪くないのは
廉のことをタヨリだと、脳が勘違いしているから。
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ゆい(プロフ) - 続きがめちゃめちゃ気になります！更新楽しみに待ってます、！ (2018年9月25日 21時) (
レス) id: 7738179a6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - とても面白いです！続きが気になります(°▽°)応援してます！ (2018年9月7日 1時) (レス) id: 7738179a6b (このIDを非表示/違反報告)
岸くん - 難しいけど読み応えありすぎます。受験勉強の合間に見ます！楽しみです^ ^更新頑張ってください(^ ^) (2018年9月4日 23時) (レス) id: 432971ccb6 (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - ふみなさん» コメントありがとうございます！！廉くんですね！どんなオチになるかまだ検討中ですが、出来る限り楽しんでもらえる方向に考えます(`o´) (2018年9月4日 23時) (レス) id: a823ba01c8 (このIDを非表示/違反報告)
ふみな(プロフ) - とても面白いです！今までオチは廉くんでしたが今回もそういうのあればぜひ廉くん出みたいです！続き楽しみにしています！ (2018年9月2日 22時) (レス) id: 5163432d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞草
| 作成日時：2018年9月1日 21時
