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．
結局1歩踏み出せないままで
家に帰った私はひとりベッドに寝転ぶ
そうだったんだ
廉は私の幼馴染だったんだ
廉は私のこと覚えてたのかな
覚えてたんだろうな
私だけが忘れてたんだよな
ごめんね
ごめんね
廉に会いたいのに
少し怖い
廉が殺したわけじゃないのに
廉が怖い
本当の廉は
人を殺したり、そういうことをサラッとできちゃうのかもしれない
廉の親の血を受け継いでるのかもしれない
そんなことを思ってしまう私が
一番憎いのに
そんな私を飛び越える、1歩の勇気が足りない
「わかんないよぉ……」
枕に顔を埋めて
頑張って頑張って
廉との記憶をたどる
なのに
出てくるものはひとつもなくて
ただ漠然と明るい景色が目に浮かぶだけ
なんで忘れちゃうんだろう
なんで記憶なくしちゃうんだろう
私が私じゃないみたいで怖い
廉を信じたいのに
怖い
．
夏休みが終わり
学校が始まった。
完夜は9月末にあって
その日はちょうど文化祭とかぶる。
小さな島の学校だから
文化祭って言ったって地域の人達も交えて
お祭りみたいになるだけ。
「おっすー」
あの日からなんだか気まずくて
会えてなかったジンも
少し経てばいつもの通りになれる当たり
幼馴染って素晴らしい
教室につくと
もう廉は来ていて
あぁ、幼馴染だったんだ
って私だけが少しもどかしい
「おはよ」
廉の挨拶に
今までみたいに返せなくて
「あ、お、おっはよーう」
なんてぎこちない、、
「なに、どしたん」
廉は笑った
あぁ、私の探してたものはこの笑顔だったんだよな
「廉、ごめん
私ずっと忘れてたんだよね」
「…え？」
「廉のこと。
廉、ほんとは私たちの幼馴染だったんだね
忘れてて、ごめん」
「思い出したんか？！」
私の言葉に廉は、
大きな声を上げ私の肩を掴んだ
「あぁ、いや…
廉が昔、私たちと一緒にいたことは
教えて貰った。
自力で思い出せたわけじゃないから
これだけしか知らないんだけどさ」
廉は瞳を揺らして
そうか…と呟いた
「じゃあ、もう、
俺に関わるのやめとき。
みんなに嫌な目で見られるから」
そう言って廉は自分の席に戻った
嫌だ、と反論できない、
私がいた
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ひかる - うわぁめっちゃ気になるとこで更新止まってる笑 廉くんもジンも無事でいてほしい…つか犯人は誰なの？更新楽しみにしています!! (2018年9月30日 17時) (携帯から) (
レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - まゆうさん» もう少しで完結です…！ハッピーエンドになればいいなぁと私も思っています！(^^; (2018年7月27日 1時) (レス) id: a823ba01c8 (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - ららちゃんさん» 殺されないようにお願いしています……笑 最後までぜひよろしくお願いします！！ (2018年7月27日 1時) (レス) id: a823ba01c8 (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - めろさん» もう少しで完結です…(..)最後までハラハラドキドキたのしんでくださいね！！ (2018年7月27日 1時) (レス) id: a823ba01c8 (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - 卍さん» そろそろクライマックスです(..)ありがとうございます！！頑張ります（＾ν＾） (2018年7月27日 1時) (レス) id: a823ba01c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞草
| 作成日時：2018年7月9日 13時
