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朝が来た。
あまり眠れないまま
体を起こす
12月の朝はとても早く、とても冷たい
時計を見ると午前6時
大学に行かなくてもいい日なのに
どうしてこんなに早く目が覚めたんだろう
目が冴えた私は隣の彼を起こさないように
ベッドから降りた
まだスースーと寝ている。
毎日お疲れさま、という言葉と
もう少し気を使ってよ、という言葉が
頭の中で駆け巡る
ダメだ。私は彼の癒しの場でありたいし
彼にとっての心になりたいんだ
彼がつらい時、私の力で守りたいんだ
だから私は
彼よりずっと強いし
ううん、強くいなきゃダメなんだ
女の子は絶対に
そうじゃなきゃダメなんだ
頭の中で結論を出し
私はカーディガンを羽織ってストーブをつけた
テレビをつける
動く気になれない私はそこで
また目を閉じてしまった
目が覚めたら朝の9時
私は1つ伸びをして寝室を見に行く
まだ、廉はすやすやと眠っている。
朝は決まってバターコーヒーを飲む
その準備をしていると
やっと起きた廉が私の名前を呼んだ
愛おしくて、だけどやっぱり苦しくなる
なんだろう。
複雑な気持ち、
廉を許容できない、余裕のない私
「Aー？」
のそのそと起き上がり
「うー、さぶっ」
と、身震いをし、ひとつくしゃみをした。
そして
そんなんで外出たことないでしょってくらいボサボサの髪をかく。
「おはよー」
「おはよう。」
「はやいなぁ、起きんの」
「いやもう9時半だよ」
「今日学校？」
「ううん。今日は土曜でしょ」
バターコーヒーをスプーンでかき混ぜる
モヤモヤがコップの中で混ざる
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なるみ(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。エンドロールのパスワードを教えていただきたいです！ (2023年4月14日 12時) (
レス) @page35 id: a37fb134db (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - 椿さん» コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします○|￣|＿ (2019年11月6日 0時) (レス) id: 402b5f83f6 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 霞草さんのお話めちゃめちゃ大好きで読んでます！今回もすっごい面白かったです！！ (2019年11月3日 8時) (レス) id: e0292a59d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞草
| 作成日時：2019年10月15日 11時
