コーヒーを、ひとつ。 [ Sato Shori ]

珈琲 6 ページ6

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「きっとその彼、大学生とかでしょ？

いつも来てるんだったら、近くの大学なんですか？とか

適当にその大学に興味あるふりして話しかけてみんのよ。」




「ほうほう。。」




「その学部気になります、詳しく聞きたいですーとか可愛く言ってみて

あわよくばメアドとかもゲット出来るかもじゃない？」




「ぇええ？！！メアド？！

それは飛び級だよ…」




「まぁ、、難しいかもだけど

少しは勇気出してみなって。今年の夏こそってさんざん聞いたからね。」





沙織はなぜこんなに大人びているかと言うとね？




高校受験のときに通っていた塾の大学生講師と


絶賛お付き合い中だからです。






「沙織は？菊池さん…だったっけ？どうなの？」





「風磨忙しいから。今就活中でね」




「じゃあ会ってないの？？」





「うん」





「寂しくない？！それは！！」






「……寂しいに決まってるじゃん」




少し顔を赤らめて話す沙織が

可愛くって仕方ないんだ




「でへへへ可愛いなぁ〜」






「何その笑い方。彼に見られて引かれちゃえばいいのに。」







ただし、ツンデレだけどね、究極の。





「そのー、Aの彼が見たいわ〜

そんなに絶賛するほどかっこいいんでしょ？


あのモテモテ平野くんでさえ認めない女が認めたんだから」




「………」

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