コーヒーを、ひとつ。 [ Sato Shori ]

珈琲 26 ページ26

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テストできたよ、勝利が教えてくれたところ。

お礼も兼ねて、会えたらいいなって思うんだけど

どうかな？


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その後、一向にメールが帰ってこなくて


私は何かやらかしたかな？と何度も見返したりしながら


その日は終わった。





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久しぶりのバイトがある木曜日。



スキップしたいことなのに

少し勝利に会うのが気ますい。




どうしてメール返ってこないんだろう。




この一瞬で嫌われるってことある？？



何か気に入らなかったかな？


なんて、ブルーな気分。







「Aちゃーん、ぼーっとしすぎ、どした？」





健人さんにお盆でコン、と肩を軽く叩かれる。




「さっきから同じコップばっかり拭いてる。

なに、なんかあった？」




「いえ…大丈夫です、すみません」





「ふぅーん、ならいいんだけどさ。

勝利待ちでしょ？もうちょいで来るんじゃない？」






そう、健人さんも言ったのに



勝利は来なかった。



何度時計を見て確認したって


いつもの時間は過ぎていて


私も、上がる時間になった。





「Aさん！一緒に帰りましょ！」




「真希ちゃん、お疲れ様〜」





同じ時間に上がった真希ちゃんとは方向が一緒だから

いつも一緒に帰る

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