(狼ゲーム)偽善者は救いを願う (ページ48)

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46話　来る者拒まず·去る者追わずの精神です！ページ48

～シュンスケside～
シュンスケ「どうも初めまして。シュン君こと、時谷シュンスケだよ～」
リンタロウ「は？」
リュウ「急にすまない。君のことを保護しにきたんだ」
リンタロウ「え？…よく状況が掴めないんだけど」
シュンスケ「君たちが起こした狼ゲームが上層部に知られたんだ。近いうちに警察に追われることになるかもしれない」
リュウ「俺達は最初、この狼ゲームという事件を揉め消しにくると考えていたんだが、どうやら違うみたいなんだ」
シュンスケ「だからここから脱出してきた人から順に保護しようってね」
リンタロウ「わざわざそうしないで全員保護したほうがいいんじゃない？」
リュウ「でもお前は復讐をしたくて始めたんだろ？だったらどこかで終焉をうたなくちゃいけない」
シュンスケ「中途半端な状態で終わらせたくないでしょ？」
リンタロウ「復讐を続けてもいいの？」
シュンスケ「君のやりたいようにしなよ。…あ、だからって誰かを殺したりしないでね」
リュウ「俺達だって人生が長い若者をブタ箱送りにしたくない」
　「まあもっとも拉致はしてるけどな」
シュンスケ「絶対にカスミとスミレだけはやめてよね！」
リュウ「必死だな…」
シュンスケ「スミレとはよく喧嘩とか言い合いするけど思考が似てるから何かと楽しいんだ」
　「カスミはオレのこと褒めてくれるし、しつこくないし、オレの距離感に合わせてくれるから接しやすいんだ～」
リュウ「なるほどね」
　「…詳しいことはまた後で話すから、取り敢えず君を保護させてな」
リンタロウ「分かったよ」