(狼ゲーム)偽善者は救いを願う (ページ34)

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32話　話が脱線する時って結構あるよねページ34

～スミレside～
スミレ「…サトル先生、手紙！手紙は？」
サトル「あ、あぁ…。リュウ君に手紙を渡すように頼まれててね。だから…はい」
カスミ「ありがとうございます」
　「う～む。遺言書と言ってないのはわざとかな…」
スミレ「さぁ？でもオレちゃんたちは遅かれ早かれこの狼ゲームの真相に気付かないといけないよ」
サトル「真相に辿り着くか脱出の扉を開けるか…。出来ればこのまま羊がいいな」
スミレ「サトル先生は羊なんですね。今回もオレちゃんは羊ですよ。カスミは？」
カスミ「僕は羊だよ」
スミレ「3人とも羊でよかった～♪︎」
サトル「そういえば、なんでスミレちゃんは人の嘘がすぐにわかるんだい？」
　「心理学はあくまで参考になる程度だからね」
スミレ「それはですねぇ…オレちゃんの勘と洞察力なんですよ」
　「発汗や瞬きの回数、目線、しぐさ、クセとかをみてますね。オレちゃんの勘は感覚的なものなので、説明するのは難しいです」
サトル「す、すごいね。そこまでみてるのか…」
カスミ「もはや探偵になれるレベルでは？」
スミレ「勘と洞察力だけじゃ探偵は務まらないよ」
リンタロウ「あ、いたいたー♪︎カスミちゃん借りるねー♪︎」
カスミ「え？ちょ、まっ-」
　何やってんだよ。てか、許可する前に連れてっちゃったよ…。

サトル「…いってしまったね」
スミレ「そうですね」
サトル「探索とか他の人たちと話したり過ごさないかい？」
スミレ「そうですね。いつ戻ってくるかもわかりませんし」
　そういえば手紙の内容を聞きいてないや。…まあ、後ででいっか。どうしてようかな～。