30話 セット、リターン！ 再び ページ32
〜noside〜
ウルフ「それでは早く次の狼を決めるぞ」
コウ「おい！このゲームの真相って何のことだ？」
ウルフ「それは…。お前たちはすでに知っている」
タクヤ「俺たちは、知っている？だからどういう意味だよ！」
ウルフ「それは…。自分たちで気づけ。そうでなければ、意味がない」
「それではカードを配る。次の狼を決めるぞ」
全員にカードが配られた。
ウルフ「それでは前回と同様に、狼になったものは羊を殺せ」
そう言うとウルフはどこかに消えてしまった。
マキ「またこれから誰か殺されるって言うの？」
リンタロウ「まぁ、当然そう言うことになるよね♪︎」
タクヤ「もう付き合ってらんねぇぞ。こんなこと！」
コウ「まぁ、死にたければゲームを放棄すればいい」
タクヤ「は？お前、何生意気なこと言ってんだよ！」
コウ「はぁ…。頭の悪いやつと話すと疲れる…」
タクヤ「マジでお前これ以上俺を怒らせんなよ…」
オサム「今ここで言い争いをしても何にもなりませんよ」
スミレ「それとも問答無用でカスミみたいに気絶させようか？」
タクヤ「チッ…」
リンタロウ「んー。もう、最悪な雰囲気だね。僕たち♪︎」
リツ「こんな状況でどうやっていい雰囲気になれっつーの…」
リンタロウ「え〜♪︎僕はそれなりに楽しいけどなぁ♪︎」
チエ「あ、あなた…。わ、私から見ても頭がおかしい…」
リンタロウ「そんな〜。ひどいなぁ♪︎」
そして結局、それぞれバラバラに過ごすことになった。
〜リュウside〜
俺は無事に脱出することができた。黒幕は飯田…いや、森リンタロウと森ミサキ。
５年前の電車事件に関係していた人に復讐をするために行動をしたこと。
どうやら俺とカスミとスミレはあの時、森姉弟を救出していたため、復讐するつもりは無かったらしいが、関係者という理由で誘拐したこと。
俺とカスミとスミレを処刑するつもりはなく、俺の処刑シーンは映像を見せているらしい。
リュウ「カスミとスミレは誰かに殺されない限りは狼になった時に助けると言ってたな…」
誘拐した理由はわからなくもないけど、復讐は復讐をうむだけだからとめたいが…どうしようか。
そうだ。カスミとスミレに頼めばいいんだ。
リュウ「リンタロウに俺の手紙を持たせたけど、ちゃんと届くかどうか…。仕方ない、これからのことも踏まえて、アイツに協力してもらうか」
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作者名：レド | 作成日時：2023年3月6日 22時
