28話 まあ、そうだよね ページ30
〜noside〜
メリー「それではみなさん！心の準備はいいですか？それでは答え合わせスタートです！」
「河上リュウは………オオカミでした！」
マキ「よ、よかった…」
メリー「彼は狼のカードを引いたあと、信用できる人に自分が狼であることを伝え、妹の片方にも伝えたあと、時間ギリギリでわたしを呼び、自白をしました」
リツ「でも、ガチで処刑されちゃったんだろ…？」
ミサキ「最終的にうちらで決めたもんやし…私たちが殺したようなものかも…」
チエ「で、でも…あの人は狼だと自白したわけですし…」
オサム「どちらにせよ、もう、後戻りはできませんね…」
全員の表情に緊張と不安が広がる。
コウ「とにかく、俺たちの判断は正しかった」
オサム「と言うことは脱出の扉が開くんですよね？」
ウルフ「その通りだ。狼の処刑に成功したため、脱出の扉が開く」
メリー「それでは行きますよ！オープンザ！ドア！」
メリーがそう叫ぶと、脱出の扉が開いた。恐る恐るその扉の外に出た…。
オサム「こ、ここは…？外ではないですね…」
スミレ「外ではないことは予想してたけど…」
ミサキ「この部屋のどこかに外に出れる扉があるってことやろ？」
チエ「み、みなさん！あれ！べ、ベッドにだれか寝てます…」
リツ「ほ、本当だ！」
チエ「だ、だれか布団をめくってよ…」
リツ「警察のおっさん！こんなときの為の警察でしょ！」
タケオ「なんだその言い方は！さっきまで、警察とか関係ないって言ってなかったか？」
リツ「えー？ワタシそんなこと言ってないですよー！」
スミレ「はぁ…オレちゃんがめくるからいいよ」
スミレがそう言って布団を勢いよくめくった。
タケオ「これは…。マネキンか？」
マキ「なにこれ…不気味…」
リツ「しかも何か入院患者みたいな服きてるな…」
マキ「あっ、ほら、このネームプレート」
リンタロウ「"ユウヤ"って書いてあるね♪︎」
コウ「またこの名前か…」
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作者名：レド | 作成日時：2023年3月6日 22時
