27話 処刑 ページ29
〜スミレside〜
カスミ「さて、君たちがどう判断するのか楽しみだね？」
スミレ「ごめんねっ！」(グッ
カスミ「うっ…」(ガク
一応これでいいんだよね？リュウ兄さん。
〜リュウside〜
危険だからカスミが持っている液化塩素とコインカッタ−を回収しておいた。
リュウ「さすがスミレ、気絶させるのが上手だ。安心して任せられるな」
スミレ「安心出来ないよ。てか、任せるな！気絶は死ぬ一歩手前だからね？！瀕死だよ瀕死？！わかってる？！」
リュウ「わかってるよ。でも今のカスミを黙らせるには気絶くらいしかないかなって思ったから」
「それにしても随分と早く気絶したな」
スミレ「2徹に日頃から溜め込んでいるストレス、フラッシュバック、リュウ兄さんの命の危機だからねー」
「オレちゃんが絞め技をかけなくても、倒れるのは時間の問題だったと思うよ」
リュウ「なるほどねぇ…さて、今の間にささっと処刑してくれ。カスミが起きたらまた面倒なことになるからな」
「それとサトル先生、もう一つ頼みたいことがあるんですけど、カスミが起きたらこの手紙を渡してもらえますか？」
サトル「私が渡すのか？」
リュウ「はい。ぜひ先生から渡して欲しいんです」
サトル「わかったよ」
メリー「改めて、河上リュウの処刑を始めます！」
メリー「制限時間内に全て爆破させれば」
ウルフ「装置が止まるぜ」
どうやら俺はメリーのを複製を全て爆破すれば助かるらしい。
まったく、殺すなら希望なんか見せずに殺して欲しいものだ。そうじゃないと生きられるかもなんて期待するだろうが…。
リュウ「ん？きみは…！」
〜スミレside〜
とても大きな水槽のなかにはリュウ兄さんと数十体のメリーがいて、頭上には装置があった。装置のもとの方をたどっていくと王水が…。
スミレ「え？リュウ兄さんなんで…」
メリーの複製を全て爆破させれば助かるらしいけれど、画面越しのリュウさんは何もせず、動かなかった。
〜noside〜
処刑完了。
マキ「こ、これは…」
タクヤ「マジで処刑されちまったな…」
チエ「ちょ、ちょっと…。か、かわいそう…」
ウルフ「お前たちに人の命を心配してる暇はないぞ」
「今から、処刑された人が"本当に狼だったのか"答え合わせだ」
リンタロウ「そうだったね♪︎」
ウルフ「もし正解なら脱出の扉が開く」
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作者名：レド | 作成日時：2023年3月6日 22時
