９話 羊側の利点 ページ11
〜noside〜
サトル「こうしてても、どうにもならない。建物の中を探索でもしてみるか？」
リュウ「そうですね。探索をして、情報を共有するのが望ましいかと」
カスミ「あっ！それと自己紹介しませんか？」
「せめて名前と職業だけでも知っていた方がいいと思うのですが…」
豹柄のピンク髪の人「それいいわね！」
コスプレをしている人「たしかにそうやね！」
スミレ「オレちゃんも賛成だよ」
「これからのことを考えると、お互いのことを知っておくのは重要だよね」
リュウ「警戒してる人は最後らへんでしてもらえばいい話だと思うし」
虹色の髪の人「そうだね♪︎」
自己紹介について賛成してる人も多くいる一方で…
ネコの帽子の人「でもさー。逆に危ないと思うんだけど？」
リュウ「と言うと？」
ネコの帽子の人「だって探索してる時に狼に殺されるかもしれないだろ？」
大柄な人「それならペアで行動すればいいだろ」
白色のコートの人「だが、今ここで知り合った奴と一緒に行動するにはリスクがある」
反対意見の人もいる。
スミレ「はぁ…たしかにそうだけど、それ以上に羊側には利点があると思うんだよね」
白色のコートの人「何でそう思う？」
スミレ「てことでカスミ、パス」
カスミ「え？何で僕なのさ」
スミレ「だって説明すんの面倒だから」
「だから頼れるカスミにお願いしようかなって。ダメ？」
カスミ「うっ…。僕が頼られると断れないって知ってて言うのはズルいじゃないか」
リュウ「さすが、狡猾な人間だな」
スミレ「やだな〜♪︎人間なんてそんなもんだろ？」
「自分が大事なんだからさ！」
リュウ「…それ以上言うのはやめておけ。それに本題からずれてるだろ？」
スミレ「え〜？ただ事実を言ってるだけだよ？」
スミレ/リュウ「…」(ジーッ
カスミ「ん"ん。みなさん、お見苦しい所をお見せしてしまい申し訳ございません。…できれば今のことは忘れてくださるとありがたいです」
カスミ「それで、羊側の利点は-」
スミレ「簡単に言うと 殺人が起きた時の狼の特定。 職業によっては役に立つ人がいること」
「何より狼が迂闊に行動出来なくなるってことだよ」
カスミ「！説明してくれてありがとね」(ナデナデ
スミレ「いや、本来頼んだこと以外でカスミに余計な迷惑をかけたからね。その反省の意味を込めて言っただけだよ…」
カスミ「うん。でもあとで仲直りしてくれれば問題ないよ」
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作者名：レド | 作成日時：2023年3月6日 22時
