56話 ページ11
NOside
裏庭____
桜哉｢その武器…飛ぶもんだったのか…？｣
｢いや…初めて飛んだ…
だって…黒猫とホウキだぞっ！
シンプルに考えて…飛べるだろ！？｣
桜哉｢ふ…っ
思い切り良すぎだろ…っ｣
桜哉｢…ホント真昼って…っ…｣
｢！…っふ…っ｣
俺達は思い切り笑いあった
桜哉｢もっと…
こんなふうに笑ってたかったよ…っ…｣
桜哉は涙を流してそう言った
桜哉｢でもっ…だめなんだ
オレは…あの時
椿さんに…｣
〜・〜・〜・〜・
オレが生きていた頃___
桜哉『…嘘をついた…オレが…
姉ちゃんを殺したんだ』
桜哉『姉ちゃん…なんで…
オレが死ねばよかった…オレのせいで』
椿『君は何も悪くないよ』
桜哉『！…』
椿『…何も君のせいじゃない
つらいことがあったんだね』
まるで糸が切れたように俺は泣いた
椿『…大丈夫
全部終わったら必ず迎えに来るからね』
〜・〜・〜・〜・〜・
真昼side
桜哉｢あの人はオレに嘘をつかなかった
椿さんだけがオレに手を伸べてくれた｣
桜哉は椿に救われたことを伝えてくれた
桜哉｢救われたと思ってしまった｣
…同じだ…俺と…
俺が叔父さんに救われたように
桜哉は椿に救われたんだ…
桜哉｢オレはもうあの人を裏切れない…
あの人が殺せと言えばオレは…｣
｢それじゃあっ！
俺が椿を止めてやる｣
桜哉｢！｣
｢それができるのは…シンプルに考えて
俺とクロだろ！！｣
｢今のお前には…椿だけじゃない
俺も…A…みんなもいるだろ！
一人じゃねーよ！！｣
俺は桜哉に伝わるようにそう言った
桜哉は少し震えていた
桜哉｢真昼…オレに嘘をつかないでよ…｣
違っ…！
｢嘘じゃ…｣
桜哉はポンッと真昼の肩を掴んだ
桜哉｢信じたくなるだろ…！｣
桜哉｢…真昼
…ありがとう、十分だ…っ！｣
桜哉は偽りない笑顔を真昼に向けた
桜哉｢…でも
今は…まだ一緒にはいられない｣
そうい言って桜哉はいなくなった
俺は立ち上がって__
｢…待ってろ！！｣
桜哉に向かってそう叫んだ
桜哉に届くように…
｢…クロ！俺…っ！｣
木の影に隠れていたクロを呼び、自分の思いを言った
クロ｢？｣
｢椿を止めたい…今度は本当なんだ
そのために
俺、クロと一緒に強くなりたい！｣
クロ｢向き合えっかなー_____…｣
クロの吐いた言葉は誰にも聞こえなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「転生」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年8月27日 16時) (
レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - とても面白くて続きが気になります！更新頑張ってください！(p｀･ω･´q) (2018年11月25日 14時) (レス) id: 55e43d7b81 (このIDを非表示/違反報告)
2527 - おもしろいですかくのがんばってくだっさい！！！ (2017年6月9日 15時) (レス) id: 682910c4d9 (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - 天魔さん» あと、如月は何となく…ですかね？…こんな感じですね！すみませんorzﾄﾞﾝｯ←土下座 ファンと言ってくださりありがとうございます！ (2017年4月10日 21時) (レス) id: 1eafb5f180 (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - 天魔さん» 申し訳ありません汗 お恥ずかしながらニックネームで迷っていた時期がありまして…それで｢月が付いてたらなんかかっこよくね？｣と思い神無月としました。 (2017年4月10日 21時) (レス) id: 1eafb5f180 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神無月 | 作成日時：2017年3月26日 15時
