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54 彼女の居場所（和side） ページ14
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和「ただいまー」
夜10時30分…
仕事から帰ってきた俺は室内の妙な冷気を感じて軽く身震いした
それに、いつも聞こえるはずの声がない
和「寝てんのかな…」
そう思って寝室の扉を開ける
でも、Aの姿はなくて、不安になって家中探し回った
和「なんっ…だよ」
だけど
どこにもいなくて
携帯にかけても繋がらない
バカみたいだけど、Aは今まで何も言わずに出ていったことなんて一度もなかったからすごく不安になる
何か…あったのか？
唐突に一つ思い浮かんで、慌てて固定電話を確認する
和「特に…ないか」
家にいても落ち着かなくて外に捜しにいこうと思い始めた時、携帯が鳴った
ディスプレイには
相葉さん の文字
勢いで電話にでる
和「なんすか、今忙し…」
相「ニノ！今すぐ公園来て！Aちゃんが倒れてた！」
その言葉に返事もせずに俺は走り出した
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作者名：にのもと | 作成日時：2021年9月13日 1時
