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6 隠しきれない（和side） ページ6
和「ヤベ、英語の教科書忘れた…」
Aと別れて教科書の整理をしていた
和「借りて来るか…」
そう言って席を立つ
正直Aには会いたくない…
話すのも…
気持ちが抑えられるかわからないから…
教室に近づくにつれてAの教室が騒がしいことに気づく
見れば俺のクラスメートたちがAの前に仁王立ちしている
女1「この子和くんのこと好きなんだよね」
…は？
そんなこと何でAに言うの？
ガンﾂ
女は、何も答えないAを床に叩きつける
加「A！」
Aの親友の加音ちゃんが叫ぶ
ーAを助けるのは俺じゃない…ー
見てらんなくて顔を背けたとき
あ「家が一緒なんだから仕方ないじゃない」
その言葉に俺の体は動いた
Aにとって俺はただの兄。
だけど、気持ちを隠しきれない
全速でAに近づき抱きしめる
体には鈍い痛み…
そんな痛みよりもAを守れたことが嬉しいけど
7 『妹』（あなたside）→←5 どうして？（あなたside）
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作者名：にのもと | 作成日時：2021年1月16日 1時
