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．
ベランダでふたり
円い月は明るい
「しかも、先輩も知ってて黙ってたってわけでしょ？最低じゃん！」
意気揚々とし出すから
なんだか変なの。
「で、明日は行くの？行かないの？」
「それは行くよ、約束してたし」
「…そういうとこだよ」
「なにが？」
海ちゃんはため息をついた
初めて、ため息をつかれた。
「そういうとこ隙があるんだよ、
変な男に騙されたって知らねぇからな」
「紫耀先輩は変な男じゃないよ！！」
「どーだか。」
「ちょっと海ちゃんっ」
海ちゃんの大きな黒い目は
だらんと脱力し、そして私を蔑むように。
「Aは純粋すぎんだよ」
そう言い残し
緑っぽいカーテンは再び揺れた
純粋すぎる、そんな目をしていた海ちゃんは
いつの間にかどんどんと知らない男の子になっていく
．
自室に戻り携帯を開くと
紫耀先輩からの通知。
明日の連絡か。
紫耀先輩は私を騙していたのかな
どんなつもりで近づいて
どんなつもりで先輩は
sho明日、楽しみにしてるな
その、緑の通知を最後に
私はスマホの電源を切った
楽しみにしているのは私もだったよ、先輩。
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かの(プロフ) - 続編是非お願いします。霞草さんとお話ししたいです！ (2020年1月10日 23時) (
レス) id: 500512ebdb (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - ららちゃんさん» コメントありがとうございます。ぜひ機会があれば描かせていただきたいです！ (2019年7月21日 15時) (レス) id: 402b5f83f6 (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - 名無し17256号さん» コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけて光栄です……これからもよろしくお願いします！ (2019年7月21日 15時) (レス) id: 402b5f83f6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し17256号(プロフ) - その唇に花束を。をから入り、全て読んでみました。恋愛のお話なのに、ヒステリーな文が多く、読む手が止められないほど引き込まれる作品ばかりで、感動しています。 (2019年7月21日 7時) (レス) id: 8f3613c8e1 (このIDを非表示/違反報告)
ららちゃん(プロフ) - 最初の数ページ読み始めた時から、あぁわたし好みの大好きなお話だ！！ってなり、更新毎日楽しみでした！！めちゃめちゃ続きがきになるのぜ続編待っています！これからのお話はもちろん、助けたシーンの廉くんサイドもみたいです！！お願いします！(＞＜) (2019年7月19日 7時) (レス) id: 62e93500a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞草
| 作成日時：2019年7月6日 22時
