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．
梅雨が始まった。
紫耀先輩との約束をした、月が来た。
「雨って好き」
お昼ご飯中
沙耶がぼそっとそう言って
小さなお弁当箱の蓋を閉めた
「なんで？」
私は湿気とか靴が濡れるとか
そういうので憂鬱が勝つけどな。
「雨だと勇太、少し元気でね
夜電話できたりするから」
「元気なの？」
「うん、いつもより部活が少し早く終わるみたいなんだ。」
「へぇ〜…」
海ちゃんは雨でも晴れでも変わらず疲れて帰ってきてる
そっか、サッカー部はグラウンドだから天気によって変わるのか。
「Aは最近どうなの？先輩」
「メッセ送り合うくらいかな」
「デート行くんじゃなかった？」
「うん、再来週の土曜日、あ！」
沙耶はうん？と私を見つめた
「サッカー部の試合！見に行かない？」
「あ、インハイ？」
「そう！！」
こんなところに仲間がいた。
神宮寺くんが出るなら沙耶も行くはずだ。
「勇太スタメンじゃないけど、ベンチ入りしてるし…」
「お願い、、一緒に行こう？」
「そうだよね、うん。行こっか！」
沙耶は吹っ切れたように
清々しく笑った。
沙耶も何かを迷っていたのかな。
「でも、ベンチ入ってすごいよね。先輩多いのに」
「いやー、どうだろ？廉くんはスタメンらしいし」
「廉くんねー…」
ふと浮かぶ冷たい顔。
私を見る 鋭い光
「紫耀先輩と同じポジションらしいよ」
「なのに廉くんは出れるの？」
「ツートップなんだって」
サッカーには詳しくないけど
沙耶に説明してもらい少し意味がわかった。
要するに、攻撃の主メンバーで
紫耀先輩は右側、廉くんは左側のトップポジションらしい。
「廉くん左利きだから重宝されてるんだって」
「そんなのあるんだ、左利きの特権みたいな」
「ははっ、いいね廉くん」
勝手な妄想で話し込み
気がつけばもう少しで5限が始まるところだった
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かの(プロフ) - 続編是非お願いします。霞草さんとお話ししたいです！ (2020年1月10日 23時) (
レス) id: 500512ebdb (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - ららちゃんさん» コメントありがとうございます。ぜひ機会があれば描かせていただきたいです！ (2019年7月21日 15時) (レス) id: 402b5f83f6 (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - 名無し17256号さん» コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけて光栄です……これからもよろしくお願いします！ (2019年7月21日 15時) (レス) id: 402b5f83f6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し17256号(プロフ) - その唇に花束を。をから入り、全て読んでみました。恋愛のお話なのに、ヒステリーな文が多く、読む手が止められないほど引き込まれる作品ばかりで、感動しています。 (2019年7月21日 7時) (レス) id: 8f3613c8e1 (このIDを非表示/違反報告)
ららちゃん(プロフ) - 最初の数ページ読み始めた時から、あぁわたし好みの大好きなお話だ！！ってなり、更新毎日楽しみでした！！めちゃめちゃ続きがきになるのぜ続編待っています！これからのお話はもちろん、助けたシーンの廉くんサイドもみたいです！！お願いします！(＞＜) (2019年7月19日 7時) (レス) id: 62e93500a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞草
| 作成日時：2019年7月6日 22時
