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第5楽章 ページ6

更新ノロマとか言いつつめっちゃ早い……。
これ、もしや心拍数公開よりも早く完結するのでは……。(心拍数は2021年6月20日公開予定)





「ただいま」




君の声が聞こえてきて、慌てて裸足で玄関へ走る。
無事に帰ってきてくれた、という嬉しさを胸に。




「お帰りなさいませ」


「……なんで起きてるの」




眉をひそめられて、私は小さく笑う。
最近の君は、少し柔らかくなった気がする。だって心配してくれるから。前までならこんな夜明け近くまで起きてても、平然と無視された。
――柔らかくなったのは、あの桜色の人だとは思いたくないけど。
……あの人は何にも悪くないんだけど。
自分の心が醜すぎて、嫌になってしまう。




「少し聞きたいことがありまして――好きな女性、とかはいらっしゃるんですか?」


「いない。というか君馬鹿?鬼殺隊員が恋愛なんてする暇あるわけないじゃん」


「そう、ですよね」




よかった、なんて思ってしまった。あの桜色の人に恋愛感情を抱いているわけじゃないんだ、と。
でも、それは嫌だ、とも思ってしまった。自分を好きになってもらえないから。
矛盾している。矛盾を抱えて生きるなんて、兄さんに怒られてしまう。




「……まあでも、」


「はい?」


「……ううん、何にもない」




ほんとに何にもないんだよね?
信じていいよね?「気になってる人ならいる」とか言わないよね?
さっきの妙な間は何?
渦巻く心に蓋をして、朝食作りに再度取り掛かる。
君に背を向けて。




信じていたいけど、信じられない。
きっとそんなこと、人ならいくつでもあると思うの。
これから、私たちがすれ違うこともあると思う。
殺して、怒って、泣いて、生きて、笑って。
でも、いつかはきっと分かり合える。
信じてもいいよね?


――――信じているからね、私。




「(……まさか、言えないじゃん)」


「(どうやったら笑ってくれるのかな……)」




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霞柱の継子の話。

運動能力はからっきしで、どうして霞柱の継子になれたのかと隊士の間で噂になっているらしい。頭は良く言われたことはすぐに理解できるが、運動神経が無いので活用できない。料理上手で行動が速く、忍耐強いという点から、隠にはピッタリである。


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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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金平糖 - これってもしかしてYOASOBIの夜に駆けるですか? (2021年8月6日 22時) (レス) id: 91fa929b57 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - YO○SOBIの夜に○けるだよね?それ聞きながら2回目読んだんだよ! (2021年8月5日 11時) (レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
マイン(プロフ) - これって「夜に駆ける」の曲パロ?外れてたらゴメンネ!! (2021年6月19日 22時) (レス) id: ff98810e28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楪日織 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kasumi88/  
作成日時:2021年6月17日 22時

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