２０…決心 ページ22
世界中に広まるのに時間はそんなにかからなかった。
そして、いつの間にか動画のタイトルは「歌姫の追憶」と称された。
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A「３年前のあの日を境に、死に直面する事が出来なくて…自ら命を絶つ事も出来なくなりました。
だから、助けてもらっておいて厚かましいお願いをしました。」
グッと拳を胸に押し付けながら、胸に詰まる何かを押さえつけるように言葉を続ける。
A「先生は弔くんを使って何かを成し遂げたい
そのために弔くんの成長は必須…
でも、それは…私が居たら、きっと邪魔なだけで成せる手伝いは出来ない。
だから…先生が良いと思うところで私を殺して下さい。
それが私の…本心です。」
真っ直ぐ先生を見て言い切ると先生は口元を緩ませ微笑んだ。
「君を疑ってる訳じゃ無いさ。
ただ、気持ちを確かめておきたかったんだ。
そうだな…この後、もし、アジトに大勢人が押しかけてくる事になっても知らせ無くていい」
A「…ヒーロー達の侵入を許すんですか？」
先生の言葉に首を傾げる。
「ああ、少し危機的状況で君と弔を引き剥がす。
その後は、分かってるね。」
A「…私と先生で他の人達の逃げ道を作る。
そして、動画に仕込んだトラップのネタを明かして混乱させ…私の存在を一層焼き付ける。」
先生の言葉に頷き、小さく深呼吸して決意を胸に拳を握りしめた。
ーーーーーーーーーー
私は戦闘に加わった事は無い。
でも、戦闘を間近で見て感じて来た。
今回はきっと大事になるとどこかで感じ取っている部分があった。
…弔くんはきっと怒るだろうな
私が死ぬ気だと気付いたら…
先生との話を終えて、この後に待っている戦闘に向けて着替えていた。
いつもの白いワンピースを着て顔を隠すための仮面を見つめた。
A「…
仮面を机に置き、黒霧さんが作り出しているワープゲートに入った。
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死柄木「遅い。」
ワープゲートを抜けて早々に不機嫌な弔くんの声が飛んで来た。
A「ごめんなさい
着替えるのに少し手間取っちゃったんだ」
へらりと笑いながらそう返して拘束されているかっちくんに近付いた。
A「久しぶりだね
かっちくんは覚えてるかな？私の事…」
爆豪「…何でお前が
Aっ！！！」
目を釣り上げて荒々しく言い放つ彼にふと笑みが溢れた。
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音無（ねむ）(プロフ) - ほのか@若彩推しさん» コメントありがとうございます！！泣いていただきありがとうございます！！ (2018年1月28日 8時) (
レス) id: c195530bdd (このIDを非表示/違反報告)
ほのか@若彩推し(プロフ) - めっっちゃ泣きました今も泣いてます(笑)素敵な作品をありがとうございました…！！！ (2018年1月28日 2時) (レス) id: 5db0e7dc69 (このIDを非表示/違反報告)
音無（ねむ）(プロフ) - ルーさんさん» えっ…！？唇から血…そんなにですか！！？ありがとうございます！感動していただき幸でございます！！ (2018年1月26日 9時) (レス) id: c195530bdd (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん - あーヤバイはー涙堪えるのに必死過ぎて唇から血ィ出た (2018年1月25日 22時) (レス) id: c25a3a0724 (このIDを非表示/違反報告)
音無（ねむ）(プロフ) - 紅緋さん» いえいえ、伝わったのでしたら幸いです！ (2017年11月17日 7時) (レス) id: c195530bdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音無（ねむ） | 作成日時：2017年8月13日 23時
