HEART

4山田side ページ4

知｢い、いや大丈夫｣



遠慮がちに言う知念。


もっと俺に頼ってくれていいのにって思う。



心配して撮影を止めた風にしてたけど、実は大ちゃんと知念が仲良くしてたからなんかモヤモヤってしたんだよね


なんだろう、これ



｢そか、よかったわ｣


ちょっと知念を心配しつつも撮影に戻った。



ス｢いいねーその感じ｣


シャッター音がなったらポーズを変える。



なんで何枚も撮るんだろう？とか思ったこともあるけど、もう気にしてない



次はどんなポーズにしようかなとか考えてると知念の声が聞こえてきた。


その後に大ちゃんの声も、、。



知｢ちょ、大ちゃん！やめてよ笑｣



有｢さっきのお返し？笑｣



知｢もう、大ちゃんきらーい｣



有｢え、あ、ごめんて｣



知｢うそうそー｣



知念無邪気に笑ってるな。



またなんかモヤモヤしてそっちばっかりみてたら



ス｢山田くん、向こうが楽しそうなのは分かるけど、もうちょっとで終わるからこっち向いてね｣


ってスタッフさんに言われた。



とりあえず早く知念と大ちゃんのじゃれ合いを止めたいから早めに撮影が終わるように、めっちゃ頑張った。



ス｢はい、OK｣



｢ありがとうございましたー｣



自分のターンが終わり、大ちゃんを呼びに行く。



｢大ちゃん、次｣



有｢おー｣



やっとモヤモヤから解放された。



とりあえず椅子に座って水を飲んでると知念がめっちゃ笑顔で近づいてきた。



｢んだよ笑｣



知｢涼介、水ちょーだい｣



｢あーこれ？｣



知｢ありがとー｣



多分普通にやることなんだろうけど、間接キスとか思っちゃったりして……。



飲み終わるとこちょこちょをしてきた知念。




あいにく、俺は効かないから、やり返すと知念は爆笑して、まさかの寝。



しかも爆睡




まあ、知念オンリーの撮影は終わってるから、控え室に連れて行って寝かせる。



｢ちねーん、おきろー｣



知｢……｣



無反応。ま、そりゃそっか。



起きたら自分の足で歩かせるつもりだったけど、寝てるからお姫様抱っこで連れてくことにした。




｢うっ｣



割と重い。



寝顔はかーわいっ




そのあとは楽屋に連れてって寝かせた。



結構長くねてた。

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