story 22 ページ23
＊
あれから数ヶ月。
季節は流れ暑い日が続く夏になった。
無気力な彼らは寒さにも弱ければ暑さにも弱く動きたくない、と
家の中にいる時間も次第に増える。
しかも今は夏休み。
「あの…暑くて動きたくない気持ちは分かるんですけど
そんなとこで寝ちゃうと風邪引きますよ？」
「うーん…もう少しこのまま…」
4人揃って冷房の風がちょうどあたるソファで座って目を閉じている。
黙っていれば、というか黙っていなくても美形な4人の
寝顔？はやっぱり綺麗で息が詰まった。
「ちょっとだけ離れた方がいいんじゃないですか？
ここでも十分涼しいですよ〜」
冷房から少し離れた位置に座る私。
そのとなりの席を軽く叩くと気だるげにこちらを見る4人。
「あっそうだ！アイス、アイス食べましょうか！」
私がそう言うと皆揃って首を縦に振ったので私は冷凍庫から
アイスを5個取り出してリビングに戻る。
近づいてアイスを渡すとそのまま腕を引かれてた。
「えっ！？」
「…たまにはこういうのんびりするのもいいでしょ？」
国見君に見つめられて何も言えずに
彼らに挟まれた席に座り込む。
「たまになら…いいかもしれないね…」
そう返事をすると誰かがテレビをつけた。
大きなテレビに映し出されるのは何だか嫌な予感がするもの。
「ま、まさか…」
「夏だしね」
涼しくなること、でしょ？と彼らは声を合わせて微笑む。
しまったと思ったときにはもう遅くホラー映画は始まってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
深紅 - かすみ☆アルスメイトさん» いえいえ〜!!そんな感謝されるなんて照れます(( かすみさんの作品どれも素敵で。 ハイキューのアニメが終わってしまってハイキュー不足の私。(真顔) かすみさんの作品に助けられてます← (2016年3月30日 19時) (
レス) id: 9bad177570 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ☆アルスメイト(プロフ) - 深紅さん» 違う作品でも指摘してくださいましたよね助かりました！ありがとうございます＞＜誤字だらけで申し訳ない限りです… 更新頑張りますね！！ (2016年3月28日 18時) (レス) id: 5336b18439 (このIDを非表示/違反報告)
深紅 - かすみ☆アルスメイトさん» いえいえ〜誰にでもあるミスですからお気になさらず!!幻覚かと思って三度見した私が恥ずかしいです← 更新楽しみです。 (2016年3月28日 16時) (レス) id: 9bad177570 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ☆アルスメイト(プロフ) - 深紅さん» すごく嬉しいですありがとうございます！！ あぁぁぁ完全なる誤字です！すみません＞＜直します！！ご指摘ありがとうございました！ (2016年3月27日 20時) (レス) id: 5336b18439 (このIDを非表示/違反報告)
深紅 - 面白いです〜!! ドキドキしますね(`д´///)ﾄﾞｷﾄﾞｷ 夢主ちゃんが羨ましいです。切実に。 P.S. story16の初めの謎の「だ」 は私の幻覚ですか(°∀°;)それとも意味があるのでしょうか…?? (2016年3月27日 14時) (レス) id: bf4bea61d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かすみ | 作成日時：2016年3月6日 10時
