chapter:6 ページ6
男1:「キヨー!おはー!」
キ:「おー!」
キヨは教室を開けると生徒達が教室で談笑をしていた。
キ:「あれ?レトの奴、珍しくいねえな?」
キヨは机に鞄を置いて、教室を見渡すとバタバタと足音が聞こえてきた。
レ:「ま、間に合った…!!」
キ:「お前がギリギリなんて珍しいじゃん。二度寝でもしたのか?」
レ:「キヨ君じゃあるまいし……俺はそんな事せえへん」
キ:「俺は朝練あるから寝坊なんてしねーよ」
レ:「“朝練”があればね?」
キ:「その言い方、マジムカつくんだけどー」
2人は笑いながら話していると、担任の先生が教室へと入ってきた。
担:「お前らー席着けー!出席取るぞー」
担任は気怠そうに出席を取る。
担:「それと、今日から転入生が入る。入っていいぞー」
担任の声で扉がガラッと開けられる。
『初めまして、長谷川Aです』
レ:「あっ…!!」
キ:「……!」
担:「長谷川は香坂の隣だ。香坂、色々教えてやってくれ」
レ:「は、はい!」
Aはレトの隣の席へと向かい、レトを見てニッコリと笑う。
『宜しくね』
レ:「お、おぉ」
Aが着席すると、レトはコソッとAに伝える。
レ:「“また後で”ってこの事だったんやね」
『うん、まさか同じクラスになれるとは思ってなかったけど…でも』
レ:「?」
『同じ学校って事も勿論嬉しいけど、同じクラスにまでなれて本当に嬉しい』
何気ないAの言葉と笑顔に、レトはドキッとした。
レ:「あ…そうなん、や…」
『これからよろしくね、レトくん』
2人のやりとりを後ろの席から見る1人の視線に、2人は知る由もなかった。
レ:「キヨ君、今日は部活あるん?」
授業が終わり、レトはキヨに話しかける。
キ:「今日は部活ねえけど」
レ:「じゃあ今日こそはキヨ君家でゲーム出来るな!」
キ:「お、おう。あっ、レト…俺、お前に言わな−−
『レトくん!』
キヨはレトに話をしようとするとAが話し掛けてきた。
キ:「!」
レ:「長谷川さん、どったの?」
『話したくて…ごめん、話し中だったよね』
レ:「キヨ君とはもう話終わったし、別にええよ」
レトの言葉にAはハッとする。
『キヨ…くん?』
キヨは何も答えず、顔を背ける。
『初めまして、長谷川A。よろしくね』
キ:「!」
キヨはAの言葉が意外だったのか、驚いて振り返る。
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この小説開始して、Aさん多く出せました(>_<)
読んで頂きありがとうございました♪
香澄
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香澄(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!!とても嬉しく拝見しました(*^^*)あいさんに気に入って頂けて、本当に本当に嬉しく思ってます!他の作品も是非よろしくお願いします(*´ω`*) (2016年4月3日 16時) (レス) id: fe97a84109 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 完成度が高くてとてもびっくりしました!終わり方なんかも魅力的で私好みでした(*´ヮ`*)次の作品も楽しみにしています! (2016年3月30日 17時) (レス) id: 6587901ccd (このIDを非表示/違反報告)
香澄(プロフ) - 杏さん» コメントありがとうございます!最後まで見て下さってありがとうございます(*^^*)これからも頑張りますので、是非これからも読んで頂けると嬉しいです♪(*´▽`*) (2016年1月11日 22時) (レス) id: 84a4fe9ab3 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 一気に読んでしまいました!めちゃくちゃ面白かったです(*^^*) (2016年1月10日 19時) (レス) id: 06b9bb2462 (このIDを非表示/違反報告)
香澄(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます!初めまして林檎さん(*^^*)キヨさんとレトさんと同じように泣いてしまったと聞いて、本当に嬉しく思います(*^^*)キミカレを読んで頂いて、本当に本当にありがとうございます(*^-^*) (2015年11月23日 23時) (レス) id: fe97a84109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:香澄 | 作成日時:2015年9月24日 0時